Page 73

■研究報告3

持続可能な消費と生産に向けた 連携の姿について r e c u d o r P r e m o t s u C

うめだ やすし

梅田靖

消費者が主体的に頑張るとか、政策 として消費者を啓発するとか、生産側 を規制するとか、いろいろとすでに行 われています(図①) 。それらによって SCPの状態になるかというと、なか なか無理なのではないかと思います。 むしろ消費者が持続可能な消費行動を 自然と取るような仕組みのようなもの が必要ではないかと思います。それは

一般社団法人サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム(SSC)研究開発 部会長 東京大学大学院工学研究科教授

持続可能な消費と生産(SCP)と いうタイトルのもとで、私からは、消 費者(C)と生産者(P)の連携、C P連携の姿についてお話をしたいと思 います。持続可能な消費と生産を実現 するための鍵は、私の主観的な考えで しかないのですが、消費者と生産側の 連携の仕方にあるのではないかと考え ています。

どういうものかという答えは出ていな いのですが、消費者にとっては価値が 高かったり便利だったりするものであ り、生産者にとっては儲かるものでな ければいけません。そういうことが本 当に可能なのかということに関する話 題提供をしたいと思います。

価値観の変化と情報化の変化

図②は、循環経済(サーキュラーエ コノミー)の議論をいつもしている日

70

サステナ第47号  

気候変動、持続可能な消費と生産、自然資本と生態系サービス

サステナ第47号  

気候変動、持続可能な消費と生産、自然資本と生態系サービス

Profile for ir3s
Advertisement