Page 201

哲学を確立し、その影響は西洋哲学にまでおよんで いきますが、その思考の核心は風水といってもよい ものでした。井川義次によると、16世紀から18 世紀にかけてのイエズス会士による中国哲学情報が、 ヨーロッパに影響を与え、ヨーロッパにおける理性 の思想形成において中国思想の関与がきわめて大き な役割をはたし、ヴォルフは、「理」なり「性」の 訳語としての「理性」という語を用いることを通じ て、自立した「理性」が成り立つにおいては、従来 のヨーロッパとは別様な可能性が存在すると宣明し ました。特にライプニッツは朱子学の「理」に大き な影響を受けていました。通俗的にいえば、朱子の 「理」と「気」の翻訳として「理性」となり、まず ライン川の低地・低湿地のライプニッツ(ライプツ ィヒ出身)に、ついでスピノザ(アムステルダム出 身)注入されていきます。「理性」は西洋近世の哲 学の駆動力でもありますので、もともと西洋思想の 根幹として在ったように錯覚していますが、それは 中国から注入された朱子「風水」の観念思想の変形 版です。そしてこのライプニッツとスピノザの理性 を基盤とした17世紀近世合理主義哲学が、ライン 川を遡り、シュバルツバルト周辺のチュービンゲン

のチュービンゲン大学のフリードリヒ・シェリング、 ゲオルク・ヘーゲル、フリードリヒ・ヘルダーリン に注入され、フライブルグのフライブルグ大学のフ ッサールやハイデッガーに注入されていきます。 少なくとも、 シュバルツバルトの周辺の哲学者は、

、会 、三派がシュバルツバルトのブナ科樹木と住 宗教協 民(ケルト・ゲルマン)を完全に破壊したことは理 解していたはずです。これは、古代ケルト・ゲルマ ンの住民の 存在 と 伝統 の完全破壊です。ここか ら、人間存在の問いが出てこない方が不思議ですよ ね。 「

「 」

、会 、三派によるシュバルツバルトの完全破壊 宗教協 にたいして、 人間存在」が深刻な哲学的思想的主題 になるにはあまりにも遅きに失したというほかあり 「

、会 、三派が創造した[シュバルツバ ませんが、宗教協 ルトメカニズム]はあまりにも強力で西欧を幻惑さ せたのでしょう。

198

サステナ第47号  

気候変動、持続可能な消費と生産、自然資本と生態系サービス

サステナ第47号  

気候変動、持続可能な消費と生産、自然資本と生態系サービス

Profile for ir3s
Advertisement