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翌日、朝6時におきて、少し遠いですが散歩がて ら昨晩の King Oak を見に行きます。朝日を幹に浴 びて、美しい。その容姿は岡本太郎の造形に似てい るので、 オーク界の岡本太郎と呼ぶことにしました。 つまり、「オーク太郎」(写真)。 「オーク太郎」を起点として、両脇が牧草地で中 心に保全森林があります。この保全森林には、オー クの大木が多く、オークが森を支配しています。オ ークの純林ではないですがオークの森といって良い です。ここがヨーロッパで、初めて出遭ったオーク の森です。7年前です。 このオークの森に踏み入ると、森の中は真っ暗で す。熱帯のジャングルでもこんなに暗くない。オー クの横に張った枝葉が光りを遮っているのです。こ れは、ヘンデルとグレーテルの森ではないですか。 暗闇に、オークの巨木がコケなぞもむして、ボーッ と立っていて、まるで老いた巨人のような身振りで す。 翌々日、再度、朝6時におきて、散歩がてらオー ク太郎 King Oak を見にいきました。幹に手のひら をあてて、少しパワーをわけもらいます。

I PS の 会 議を 終 え て 、 列 車で から Tulare へ。 車窓をボーッとうつらうつらと眺めるが、 Dublin ほとんど泥炭地で、ほんとに貧相な植生で、貧しさ が滲みだしているような風景です。

夜8時頃レポートを仕上げ、ホテルから歩いて、

街に向かいます。途中、 The Tree of Gol Temple Bar ( Crann an Óir )( Éamonn O'Doherty 作、199 1年)が広場のシンボルとしてあり、EUの一員に なったのを記念してつくられたとプレートにありま す。この黄金の葉で被われた地球の造形は、興味ぶ かいものです。木の葉がオークではないのは残念で すが、樹木が融和・統合のシンボルとして使われて いるのです。西欧ではこういった造形からも、樹木 モチーフは排除されてきていたので、ドンコロおじ さんにとっては新鮮な驚きでした。

以前、アイルランドの西海岸のゴールウェイを訪 ねたことがあります。物の本によると、ケルト文化 が色濃く残り、また、牡蠣でも有名とあります。な にせ、世界中の牡蠣の早剥き職人が大集合した「ゴ ールウェイ国際オイスターフェスティバル」が開催

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サステナ第47号  

気候変動、持続可能な消費と生産、自然資本と生態系サービス

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