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環境とも似ていて、興味深かったです。この海岸沿 いのバスク地方には旧石器人が住んでいた洞窟跡が 多く、海の幸、山の幸となにより水に恵まれていた のではないでしょうか。スペインとはいえ、西海岸 沿いのバスク地方は、雨量も多く、湿潤で、したが って森林がよく発達していた。この森林はオークを にもオーク 主体としていたはずです。 Santimanie の木が多く生えていました。 ゲルニカ( Gernika )では、市庁舎のオークを見 にいきました。 バスク議事堂の横にあるオークの 「ゲ ルニカの樹」です。この「ゲルニカの樹」は、古く から(初代は14世紀~1742年)ビスカヤ地方 の自治の象徴で、今ではバスク地方全体の自治の象 徴ともなっています。現在見ることができるのは4 代目(1986年~)のゲルニカの樹です。 中世には、ビスカヤ地方の村々の代表者が地元に あるオークの大木の下で集会を行い、ビスカヤ領主 はこの木の下でビスカヤの特権の尊重を誓い、18 39年までは、この誓いなしには領主として認めら れなかったといいます。1930年代後半のスペイ ン内戦では、ゲルニカはフランコ将軍の援助を受け たドイツ軍により空爆され、町は瓦礫の山と化しま

したが、バスク議事堂の建物とゲルニカの樹(3代 目で1858年~2004年)のみは無事だったと いいます。2代目の「ゲルニカの樹」(1742年 ~1892年)は、バスク議事堂の敷地にある金色 の聖堂に囲われて保存されています。 オークの樹は、ケルト文化の象徴ですので、バス ク民族はケルトとの繋がりが深いのでしょうか。

帰りにサン・セバスチャンのスパーでスイカやジ

ュースを買い、イベリコ豚( Cerdo Ibérico )のデ・ ベジョータハモンを売っていたので、思わずこれも 買ってしまいました。イベリコ豚は黒い脚と爪をも

つ傾向があり、「黒い脚( pata negra )」ともいわ ) れています。ハモン・イベリコ( Jamón Ibérico はイベリコ豚の生ハム。白豚から作られるのはハモ ン・セラーノ。 ハモン・デ・ベジョータを買うと、なんとおまけ

に NAVARRA 地方のローゼ ARAIZ が1本サービ スに付きました。安ワインかと思いきや、

地方の有名なローゼでした。ローゼで NAVARRA すが、やはり酸味がいきとどいて腰がしっかりして います。ちなみに、バスク地方のワイン産地で、リ

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サステナ第47号  

気候変動、持続可能な消費と生産、自然資本と生態系サービス

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