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■研究報告2

ESG投資の潮流と 気候変動における企業の行動促進について 高瀬香絵 たかせ かえ

一般社団法人

n a p a J e d i w d l r o W P D C

か、負担をどれだけ軽くするか、どれ だけ受容されるのか、将来のメリット と比べて負担の大きさはどうなのかと いったことが議論されていました。つ まり、トレードオフの関係がどうだろ うかというところでの議論でした。個 人的には脱炭素・低炭素はもう少しう まくいくのではないかという思いがあ って、たとえば太陽光発電は10年で 元が取れるようになっていましたので、 省エネ・再生可能エネルギーを入れた

シニアマネージャー

まず自己紹介から。私はいま科学技 術振興機構低炭素社会戦略センターの 研究員も兼ねているのですが、エネル ギー経済研究所に所属していたころか らモデルの研究をしてきました (図①) 。 エネルギーモデルで、経済モデル、一 般均衡モデルといったものの分析をし てきました。ドクター論文を書いたこ ろ、日本では、脱炭素・低炭素にする とコストが上がるので、その上がるコ ストをどれだけみんなで負担をするの

ときに、コストをかけるのではないや り方があるのではないか、それをモデ ルで表現できないだろうかというので 取り組んだのがドクター論文でした。

投資先を選ぶ時代の流れ

それから科学技術振興機構 (JST) に勤めまして、そのころ気になり始め たのが投資の話でした。実はモデルに は投資部門は入っていなくて、誰かが

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サステナ第47号  

気候変動、持続可能な消費と生産、自然資本と生態系サービス

サステナ第47号  

気候変動、持続可能な消費と生産、自然資本と生態系サービス

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