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ボ ク は 死 ん だ。 I died.


そして死から、生まれた。 And was born from death.


目が覚めた時、ボクは骨だった。 「ここはいったいどこだろう。」 思い出せそうだけど、わからない。 ボクは心細くなった。 When I awoke, I was a skeleton. "Where in the world is this?" I can almost remember, but I don't know. I became worried.


「君は誰だい?」 鏡にたずねた。 "Who are you?" I asked the one in the mirror.


「ボクは君さ。君の理想の姿だよ。」 そう言って、鏡の中のボクは どこかに行ってしまった。 "I am you. Your ideal self." Said the one in the mirror and went away somewhere.


ボクは何かを探しているようだった。 It seems like I was looking for something.


葉っぱの後ろを探したり、石の下を探したり。 I searched the back of leaves, and under the rocks.


そしてボクはたどり着いた。 目の前に現れたのは、赤い帽子の女の子。 Then I arrived, in front, appeared a girl in a red hat.


「あ!」 思わず声をあげた。 そうだ、ボクはあの子に会いたかったんだ。 そして伝えたかった。 「大好きだ」と。 "ah!" I said out loud. I have been wanting to see this girl. And wanted to tell her "I love you."


やっと、思い出すことができた。 ボクは抱きしめた。 とてもしっかりと。 I finally remembered. I held her, tightly.


2人は一緒に歩き出した。 The two began walking together.


月明かりは2人を照らし、風は言葉を運んだ。 Moonlight lit them and the wind carried their words.


ある時は、お花畑の真ん中で。 Sometimes, in the middle of the flower field.


またある時は、太陽のふもとで。 2人はずっと、ずっと。 Other times at the bottom of the sunset, for a long long time.


ある日突然、ボクは言った。 もう行かなくちゃいけないと。 女の子は知っていたかのように、 ゆっくりと、それを受け入れた。 Then one day, out of the blue, I told her. I have to go. The girl accepted it gradually, as if she had known it.


なぜだい・・・せっかく一緒になれたのに! Why? We were just able to be together.


ボクはみるみる崩れ、沈んでいった。 I started to break down immediately and began to sink,


深い、深い、闇の中へ。 into the darkness, deeper and deeper.


誰かが花の種をまいた音がした。 ボクは死につづけた。 お花畑の真ん中で。 I heard someone scattering seeds. I continued to die, in the middle of the flower field.


骨パンダ skull panda 作・絵 やぎぬま なお 1983.1.11 福島県生まれ。 www.nilgraph.jp 筑波大学 芸術専門学群デザイン専攻建築デザインコース卒業 在学中よりWEBやグラフィックなどのデザインを独学で学ぶ。 現在はWEBやグラフィックデザイン、絵本制作など、 現在は 様々なジャンルで活動中。都内在住。 ・第6回タリーズピクチャーブックアワード最優秀賞受賞  「白のきらいな白クマくん」 ディレクション 玉崎 修平 1975.10.21生まれ。 www.honepanda.com 日本大学理工学部交通土木工学科卒業 日本大学理工学研究科交通土木工学専攻修士課程修了 2001年∼有限会社 千葉学建築計画事務所勤務 2001 2002年∼株式会社 イデー勤務 2005年骨パンダを設立。 インテリアデザイン、家具デザインなどを手がける。 ・第9回タキロン国際デザインコンペティション「都市内非都市」3等賞受賞  「ウィルスとしてのグスク」  ・第33回セントラル硝子国際設計競技「都市の立体公園」最優秀賞受賞  「公園を着る」 ・社団法人建設コンサルタンツ協会懸賞論文 佳作  「新潟・水回廊による地域活性化」 ・Tyrell BICYCLE NAVIコラボレーション企画バイクスタンド・デザインコンテスト  GCS賞受賞 「chari-chair」


skull panda  

What is life? What is death?

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