都市歩行時の聴覚遮断による空間情報の取得モデル
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通常歩行 聴覚遮断歩行 空間
ランドマーク
オブジェクト
サイン
その他
fig.5.3.6 音楽を普段から聴かない属性による空間情報内容の比較
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通常歩行 聴覚遮断歩行 空間
ランドマーク
オブジェクト
サイン
その他
fig.5.3.7 音楽を普段から聴く属性による空間情報内容の比較 普段の散策行動から音楽を聴くか聴かないかによる習慣属性による比較を fig.5.3.6 ∼ fig.5.3.7 で行った。習慣属性による違いから見られる傾向は、双方ともに聴覚遮断歩行時 において、空間に分類される情報の取得割合が減少していることである。さらにその他に 分類される情報が増加する傾向が見られた。 次に、聴かない習慣属性の空間情報取得内容の内、空間+ランドマークに関する情報は 通常歩行時より聴覚遮断歩行時の方が、その割合が大きいという結果となった。通常歩行 より聴覚遮断歩行の方が情報取得量の割合が多いにも関わらず、空間とランドマークの情 報取得量の割合が大きいということは、聴覚遮断歩行が有効に働いたと考えられる。 一方、聴く属性ではその反対の結果となった。普段から音楽を聴く属性は、fig.5.1.21 より空間情報取得量が聴かない属性よりも多いことから、迷いにくい人に多く見られる傾 向にあるとされてる情報取得量の割合に差が見られてしまったと予想される。
早稲田大学 創造理工学研究科 建築学専攻 渡辺仁史研究室 2010 年度修士論文 WASEDA UNIVERSITY HITOSHI WATANABE LABORATORY 2010
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