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電子読書の快楽 CotextBrief @fumimay 2011/04/30


あくまでも、読者=ユーザ視線で 電子書籍のことを考えてみよう。

電子書籍は「黒船」ではない。「鉄砲伝来」だ。 講談社 野間省伸副社長

使い方を間違わなければ、 読者にとっても新しい武器になる。


電子書籍を電書というなら・・・

・・・電子読書は電読だ。


読者

著者

電書は楽しく電読されてこそ価値がある。

送り手と受け手はインタラクティブに握手したい。


まずは送り手側の都合から・・・

電子書籍の製造工程 電書閲覧フォーマット(ビューア)はいろいろある。

PDF

T-Time .book

XMDF

ePUB

DReader

IDPFの標準形式

でも、読者にとってはどうでもいいこと。


・・・読者にとって大事なことは 早くキンドルがほしい。 でももう少し待とう。

液晶でも電子ペーパーでも どんな端末でもさくさく快適に電読できること。


個人的な意見では以下が快適です。

PDF

T-Time.book

DReader

PDFをi文庫HDで。

ボイジャーのドットブック

ダイヤモンド社のリーダー

自炊派の特権

老舗の使いやすさ

リッチコンテンツ!


個人的な意見では以下はいまいちです。 ePUB

iBooksはアートはいい。 日本語の本は発展途上。

Ajaxリーダー

ストリーミングで本は読みたくない。


はじめてePUB=iBooksで読んだ本。 資料へのリンクとハイライト/メモ機能が素晴らしい。


さらに送り手側の都合を・・・

電子書籍の流通プロセス 電書ストア

乱立ぎみ。 ボイジャーは絶版本の電子復刻にも意欲的。「理想書店」という ネーミングは素敵だったのに。


さらに送り手側の都合を・・・

電子書籍の流通プロセス 単体アプリ

いずれも紙の本よりは安い。

はじめて電読した本。 動画と写真に驚いた。

坂本龍一の音楽は 必要ない気がする。 ダ・ヴィンチ電子書籍アワード2011 受賞。

鴻池朋子の挿絵が 美しい。


電書ストアは読者の好みで選んでいけばよい。 リアル書店といっしょ。ジュンク堂?旭屋?紀伊國屋?

単体アプリはまずコンテンツありき。 どんなにリッチなコンテンツでも、 本体である本が面白くなければどうしようもない。


送り手とは関係なく電読できる快感、それが自炊。

はじめて本を切り刻むときは罪の意識に苛まれる。 でも慣れてきたらくせになる。どんどん本棚を空けていこう。 魚といっしょで、あら(帯、奥付)まで大切にしていく。


では電読の快楽をまとめてみよう。 ・活字中毒者が本の切れる恐怖から解放される。 ・軽々とたくさんの本を持ち歩ける。 ・本棚のスペースが空く。 ・本を探す手間が省ける。 ・紙の本より安い。 ・暗いところでも読める。 ・映画と同じように集中できる。 ・書見台(ゴリラポッドなど)を使えば手が疲れない。


読者視線で見た本の歴史 容れ物

パピルスは 巻き方が難しい。

電子読書

15世紀中頃、 グーテンベルクの活版印刷技術が ルネサンスの引き金になった。

電子読書の 明日はどっちだ。

木簡は 重かった。


本というコンテンツは永久不滅。

だが、その容れ物は時代とともに変化していく。 新しい革袋に新しい酒が入るとは限らない。 古いコンテンツも新しい革袋に入って蘇る。 ただし、紙の本がステータスを持つ時代はまだまだ続く。 それは全地球的に見れば「紙と鉛筆と消しゴム」が 今でも、もっとも便利なワープロソフトであるのと同じ理由だ。


青空文庫は古典をデジタル化した。

古典を未来に向かって無料開放した。


形あるものは崩壊する。 そう認識することからポスト3・11が始まる。

純粋にコンテンツだけを抽出された本は フェイル・セーフとも言える。


電読にはおまけがあるともっと楽しい。 ・紙の本を買うとPDFがおまけについてくる。 2010年夏には無料ダウンロードできていた本もある。 最近は有料になっている。 自炊の手間が省けるので重宝していたのに。

1回だけのダウンロード権が おまけについている本。 ただし、PDFはサイマル。 紙と同一のもの。


おまけが紙プラスアルファだともっと楽しい。

紙の続きはPDFで。 上巻を紙で買う→下巻はPDFで安く買う ミステリーは紙のエンディングとPDFのエンディングがちがう。 紙は客観的な文体で、PDFは一人称文体で。

こんなことができると、その本は話題になる。


電読時代の活字中毒者ために 理想のコミュニケーションマップ PULL クラウドで オーダーする快楽

電読

PUSH リアル書店を 回遊する快楽

紙本


電読時代の活字中毒者ために 本の善循環、その究極のカタチ

コンテンツだけを味わう本は 電子本棚へ。

裁断本は 売買サイトへ。 質感も味わう本は リアル本棚へ。


このスライドは以下の書籍を参考にさせていただきました。

「iPad VS.キンドル」西田宗千桂 エンターブレイン 「電子書籍革命の真実」西田宗千桂 エンターブレイン 「電子書籍奮戦記」荻野正昭 新潮社 「電子書籍の衝撃」佐々木俊尚 ディスカヴァー21 「iPadでつくる究極の電子書斎」皆神龍太郎 講談社 「街場のメディア論」内田樹 光文社 「誰でも作れる電子書籍」光永一成/小沢高広 インプレスジャパン

またさまざまなWEBサイトから画像をお借りしています。 ありがとうございました。

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