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1. スピルリナの有益な効果(免疫調節性と抗酸化作用)

Ravi, M., Lata De, Sai, Axharuddin, S. and Paul, Solomon. Department of Human Genetics, Faculty of Biomedical Sciences, Techonlogy and Research, Sri Ramachandra University, Porur, Chennai, India.

 スピリルナは、細胞質構造をもたない原始的で単純な構造のため、細菌類と同様原核生物に 分類されますが、形態、生態は、藻類に近く、微細藻類藍菌門に属します。アフリカ、中南米の湖 に自生する熱帯性の藻類で、現地住民の貴重な栄養源として古来より食用とされてきました。 現在では、栄養源として栄養補助食品などに使用されていますが、長い間、健康的効果を示す 科学的根拠がありませんでした。 近年になり、 スピルリナの様々な健康上の利点だけではなく、 その成分効果のメカニズムをミクロレベルで解明し、その科学的効果が注目を集めています。 スピルリナはタンパク質の供給源として摂取されてきましたが、試験管内での細胞レベルの実 験や動物実験などにより、 その成分は栄養失調や抗酸化作用など健康に対する効果があると 期待されています。安全性については、一部、副作用がある事が報告されていますので、摂取す る場合、事前に代謝性疾患や既往歴など十分な確認が必要です。 また、 スピルリナに重金属な どの不純物や、 ミクロシスチン(藍藻毒の一種で肝毒性をもつ)が混じっていない事など、整備 された環境の中で培養、育成、採取されたスピルリナである事が最も大切です。 スピルリナは、 安全で栄養豊富な栄養補助食品として、世界的な機関より認定(認証、許可) を受けています。

スピルリナには、栄養健康上の利点があり、栄養失調や抗酸化作用などに 対して有効であることが解ってきています。


2. スピルリナに含まれる藍藻素の効果 (鉄キレート化と抗酸化特性) Bermejo, P., Pinero, E. and Villar, A. M. Departamento de Farmacologia, Facultad de Farmacia, Universidad Complutense de Madrid, 28040 Madrid, Spain

  スピルリナは、藍藻に分類されておりシアノバクテリアとも呼ばれています。 栄養価が高く、 豊富なタンパク質含有量 (約70%) より、 その栄養価と様々な薬効成分に注目が集まっています。 動物実験の結果、スピルリナは食細胞とNK細胞を活性化させて、免疫システムを高める事が 解っています。 代謝過程で発生した活性酸素を抑制して、細胞組織を酸化ストレスから守る抗 酸化作用の有効性は十分に認められています。 スピルリナは、抗酸化作用がある天然混合 カロテン、キサントフィル植物色素、そして藍藻色素を含んでいます。 代謝過程で有害な副産 物として生成される二つの遊離基(ヒドロキシル、ペルオキシル)は、脂質の過酸化や他の疾患 の要因となる最も有害な遊離基(フリーラジカル) です。 遊離基を排除することによって、生物 の酸化ストレスを効果的に予防することが可能です。 スピルリナが、 これらの遊離基の活性を 抑止するか、或いは遊離基の形成作用を阻止する事によって酸化を防止することができます。

スピルリナの抗酸化特性には、 遊離基 (フリーラジカル) の活性抑止や形成阻 止、重金属のキレート化などがあります。 藍藻素 (フィコシアニン) など微細藻類に含有するビリプロテインは、 スピルリ ナで最も抗酸化能力を有します。


3. .藍藻類スピルリナによるCr3+ 、Cd2+とCu2+イオンの バイオソープション (動態学、平衡とプロセスメカニズム) Chojnacka, K., Chojnacki, A., Gorecka, H. Institute of Chemical Engineering and Heating Equipment, Wroclaw University of Technology, ul. Norwida 416, 50-373 Wroclaw, Poland

はじめに:   バ イオソ ープ ション( 有 害 金 属 の 吸 着 、分 離 ≒ バ イオ マス〔 有 機 物 質 〕による 受 動 態 的 陽 イ オン の 結 合 処 理 )は 、有 害 な 重 金 属 を 除 去 す る た め の 潜 在 的 な 費 用 削 減 効 果 の 高 い 方 法 で す。バ イ オソ ー プ ション に は 複 雑 で い ろ い ろ な 素 材 が あ りま す。細 胞 壁 の 構 造( 金 属 イオン が 結 合して い る )は 、微 生 物 の 種 類 だ け で は な く、成 長 する環 境 条 件 にも依 存しています。多 様 な バ イオマスの 選 択 肢 の 中でも、藍 藻 スピ ルリナ は 異 な る 条 件 下 に お い て 重 金 属 を 吸 着 す る 能 力 に 優 れ て い ま す。 結論:  バイオソープション実験では、藍藻スピルリナはバイオマス成長条件によって非常に高 い最大級のバイオ吸収能力を示しました。金属イオンのバイオソープション研究のクロム イオン(Cr 3+)、カドミウムイオン(Cd 2+) と銅イオン(Cu 2+)は、細胞のバイオ吸収の能力は栽 培条件(光強度、 グルコース濃度)に強く依存する事を示しました。従って、バイオソープショ ン目的のために微細藻類の細胞を栽培する場合、適切な成長条件を選択する必要がある のです。それは細胞が可能な限り高いバイオソープションの能力を備えるためなのです。

スピルリナは金属イオン (クロムイオンCr3+、 カドミウムイオンCd2+、 銅イオン 2+ Cu )のバイオマス成長条件によっては、最も高いバイオ吸収能力を備え ます。


4. ヒトにおけるストロンチウムとカルシウムの吸収に 対するアルギン酸ナトリウムの効果

Harrison, J., McNeill, K. G. and Janiga, A. Departments of Medicine and Physics, University of Toronto, Toronto 5, Ontario.

 近年、 ストロンチウム90の潜在的な放射能の危険性はかなり注目を集めました。 この同位体 は比較的長い放射線半減期があり、 カルシウムに化学的に類似した同位体が、消化管から吸 収され骨に蓄積されます。爆弾投下による被爆の危険性は、現在のところごくわずかですが、 大きな原子炉事故の際には、特にストロンチウム90の摂取量あるいは体内の蓄積量のいずれ かを削減するための治療が、効果を発揮します。 スコーヤ・ポールとワールドロン・エドワードの 研究によると、ネズミを使った実験においてアルギン酸ナトリウムを投与したところ、 ストロンチ ウムの消化管吸収が大幅に減少し、更にストロンチウムの吸収量を50%減少させたアルギン 酸ナトリウムの投与量は、 カルシウムの吸収には殆ど影響を及ぼさなかったことが解りました。 ゼリー 状 で 投 与 し た ア ル ギ ン 酸 ナトリウム は 、ストロン チ ウム の 消 化 管 吸 収 を 、 カ ル シ ウ ム 吸 収 を 妨 げ ること なく、2 倍 減 少 さ せ まし た 。体 内 の カ ル シ ウ ム の 中 の ストロン チ ウム の 比 率( S r ストロン チ ウム / C a カ ル シ ウム )は 0 . 2 7 → 0 . 1 4 6 に 減 少して い ま す。この 研 究 で 、ゼリー 状 で 少 量 摂 取した アル ギ ン 酸 ナトリウム は 、 人 体 に お い て ストロン チ ウム の 吸 収 を 大 幅 に 減 らす こと が 出 来 ると 解りまし た 。

ゼリー状で与えられた少量のアルギン酸ナトリウムは、 人体においてストロンチウムの吸収を大幅に減らすことが出来ます。


5. 栄養因子による、人体に取り込まれたストロンチウム 吸収の減少効果 V. Hollriegl, Rohmub, M., Oeh, U., Werner, E. and Roth, P. GSF-National Research Center for Environmental and Health , Institute of Radiation Protection, Ingolstadter Landstrasse 1, D-85764 Neuherberg, Germany

 核事故の際に放出され、その後、長期間に渡って環境に留まる核分裂生成物の活動には、 ストロンチウム(主にSr 90)が大きく関係していると考えられます。その結果、汚染された食品 を通じて体内に取り込まれたストロンチウムは、人体に重大な内部被爆をもたらす可能性 があります。更なる実験では、人体を用い、アルギン酸ナトリウムとペクチン(自然界に存在 する非 吸 収 性 高 分 子 電 解 質)によるストロンチウムの消 化 管 吸 収 効 果の研 究 がなされ ました。栄養因子は、消化管から体内へ僅かに吸収されるストロンチウムに影響を与える可 能性があります。また、動物と人間両方における実験の結果、断食、カルシウム不足、マグ ネシウムや3価リンの不足など、いくつかの要因がストロンチウムの体内吸収を促進してし まうことが解りました。一方、アルギン酸塩の投与はストロンチウムの体内吸収を減少させ ることが示されました。また、アルギン酸塩と同様にペクチンは鉛の消化吸収を防ぐ効果が あることが解りました。従ってアルギン酸塩とペクチンは体全体へのストロンチウムの取り 込みを減少させる効果的な栄養因子であると言えます。そしてそれに伴う効果は放射性核 種であるストロンチウムを取り込んだ後、体内での活性化を抑える効果が示されています。

アルギン酸塩の投与はストロンチウムの体内吸収を減少し、 ペクチンは鉛の消化吸収を防ぐ効果があることが解っています。


6. 放射性ストロンチウムの腸管吸収の抑制に関する研究 アルギン酸ナトリウムの抑制効果の評価 Skoryna, S., Paul, T. M. and Waldron-Edward, D. Gastro-Intestinal Research Laboratory and the Department of Experimental Surgery, McGill University, Montreal, Quebec.

 半減期の長い放射性食品の吸収を防止することは、公衆衛生上とても重要な問題です。 アジアにおいて行われている核兵器実験の継続や計画されている南太平洋地域での実験 は、成層圏内でのストロンチウム90を増加させる可能性があります。原子力に依存し原子 力発電所の設立を増やすということは、事故によりストロンチウムが偶発的に放射される可 能性に対し手段を講じておく必要があることを理解しなければなりません。現にこのタイプ の事故はすでに報告されており、あらゆる予防処置をしていても事故の可能性を避けるこ とはできません。現存する研究書は、骨に取り込まれた放射性ストロンチウムに対してアル ギン酸ナトリウム投与反応の抑制効果を述べています。偶然に摂取された異なる量のスト ロンチウムに、褐藻類抽出物の活性が影響を与えるかどうかを立証する事が重要であると 思われます。 この研究では結紮腸管部分への放射性ストロンチウムとアルギン酸ナトリウム の投与結果が記載されています。 この多糖類は、挿管で胃に直接導入する場合にも効果的 であることがわかり、カルシウム吸収を妨害する作用はごくわずかで、全く影響ない範囲の ものでした。さらに食物と一緒にゼリー状でアルギン酸ナトリウムを摂取する場合は、便秘 の問題を解消し、Sr 89(ストロンチウム89)の吸収を83%まで減少させることが解りました。

混合アルギン酸ナトリウムの投与は、便秘の問題を克服し、 Sr89の吸収を効率的に最大83%まで減少させることができます。


7. りんごペクチンによるチェルノブイリの子供の体内 セシウム137の軽減作用 Nesterenko, V. B., Nesterenko, A. V., Babenko, V. I., Yerkovich, T. V and Babenko, I. V. Belrad Institute of Radiation Safety, Charity House, 11 Staroborisovsky Trakt, 220114 Minsk, Republic of Belarus. nester@hmti.ac.by

 標準的な放射線防護剤を補完し、特にウクライナでは、 りんごペクチンが子供の体内への セシウム137の吸収を減らす目的で使われています。放射能を持たない食品のみ与えられ た場合、経口によるペクチンの摂取は効果的か?また、 この多糖類は体内でセシウム137を 吸着し、腸での吸収を妨げる働きのみ行うのか?といった疑問が存在しています。この場 合、たとえば放射能を持たない食品のみ摂取した場合、ペクチンの摂取は効果がありませ ん。この研究では、 ゴメル州の汚染された村から64人の子供を無作為に選び、15%から16% のペクチンを含むりんごの乾燥粉末を与えたグループと、それと良く似たプラシーボの粉末 を与えたグループとを二重盲検法で比較して、その有効性を検証しました。子供たちの平均 体内セシウム量は、体重当たり30ベクレル(30Bq/kg)でした。実験はシルバースプリングの 療養所に同時に滞在して行われました。ペクチンの経口投与を受けた子供の平均セシウム 137の排出量は62.6%で、プラシーボと汚染されていない食物のみ与えられた子供の排出 量は13.9%でした。統計的にもその差は明らかです。(p<0.01) この結果から、その効果は医 学的にも適切であると解りました。 プラシーボを与えられたグループでは、最も減少量の大き かった子供でも20ベクレル以下にはならず(バンダジェフスキーによると、特定の病理学的 な細胞の損傷が潜在的に関係)、平均で25.8±0.8Bq/kgでした。一方、 りんごペクチンの投 与を受けた子供の、最も高いセシウム量は15.4Bq/kgで、平均値は11.3±0.6Bq/kgでした。

りんごペクチンは、放射能に汚染された食物を摂取した子供には効果が あり、体内のセシウム137を減少させる働きがあります。


8. 水溶液中の重金属イオンに対するペクチン結合の評価

Kartel, M. T., Kupchik, L. A. and Veisov, B. K . Institute of Sorption and Problems of Endoecology, National Academy of Sciences of Ukraine, Kyiv, Ukraine. State Office of Ecological Safety, Kyiv, Ukraine. March 1998.

 化学的に精製されたペクチンの、有毒な重金属に対する吸着性能の評価を行いました。 水溶性の促進剤中の2価の陽イオン吸着等温線を測定し、対応する分配係数を算出する 実験を行いました。実験の結果、各ペクチンの重金属に対する親和性は以下の通りです。 鉛(Pb2+) >> 銅(Cu2+) > コバルト(Co2+) > ニッケル(Ni2+) >> 亜鉛(Zn2+) > カドミウム(Cd2+) ビート由来のペクチンは、鉛イオン(Pb 2+ )と銅イオン(Cu 2+ )に対して高い親和性を示し、 りんご 由 来 の ペクチン はコバ ルトイオン ( C o 2 + ) に、また柑 橘 類 由 来 の ペクチン は ニッ ケルイオン ( N i 2 + ) に対してそれぞれ高い親和性を示しました。全てのペクチンにおいて、 亜 鉛 イオン ( Z n 2 + )とカドミウムイオン ( C d 2 + ) に対 する親 和 性 は 、非 常 に低 いことが 示 されました。これらのデ ータは、ペクチンを 食 品 添 加 物 や 治 療 薬 のような 形で 使 用 す る事 により、効 果 的 に鉛 イオン や 銅 イオン、コバ ルトイオン、ニッケル イオンをヒトや 動 物 を 含 む 様 々な 生 命システム から排 除 することが できる可 能 性 を 示して います。

ペクチン (りんご、柑橘類、 ビート)はヒトや動物を含む様々な生命システ ムの中に取り込まれた、有害な重金属を吸着する能力を持っています。


9. 重金属が海草にもたらす生化学的効果に関する調査

Ryan, S., O’Donovan, O. and McLoughlin, P. Waterford Institute of Technology, October 2010.

 海洋藻類はポリフェノールを豊富に含有していることが知られています。 しかし、ポリフ ェノールの種類は海草ごとに異なっています。高いレベルの金属含有を示す褐色藻類に 関して、2つのメカニズムが解明されてきました。海草の持っている重金属に対する防御 効果には、ポリフェノールのような化合物が細胞内、あるいは外部媒体において遊離金 属イオンをキレート化し、その結果海草にとって害の少ない半金属複合体に変える作用 が関与していると考えられます。研究は高等植物に由来するポリフェノールのキレート作 用に関するものとなっています。褐藻類には周囲の環境から重金属のイオンを取り込む 能力があるため、海洋の重金属汚染を調べる有効な指標となります。海洋藻類による有 機物の環境に与える影響はこれだけではありません。その一例として、海藻類の優れた キレート作用は、微量金属の有用性を増加または減少させることにより、他の生物や海 藻類自身に重要な役割を果たしています。更に、放出された物質も毒性を持つことがあり ます。その上、フェノール化合物には、活性酸素類を除去し、脂質過酸化の際にラジカル 連鎖反応を阻止することによって、酸化ダメージを防ぐ働きがあると考えられています。

海草に含まれているフェノール化合物は、重金属をキレート化し、活性 酸素の除去と脂質過酸化の際のラジカル連鎖反応を阻止することによ って酸化ダメージを防ぐ働きがあると考えられています。


10. 食用褐藻類コンブ(Fucus vesiculosus)から取れる 硫酸化多糖類の潜在的な抗酸化能力 Ruperez, P., Ahrazem, O. and Leal J. A. Departamento de Metabolismo y Nutricion, Instituto del Frio, Consejo Superior de Investigaciones Cientificas (CSIC), Ciudad Universitaria s/n , E 28040 Madrid, Spain

 アジアでは古くから海草が食べられていますが、そのほかの地域ではかなり低い消費量 になっています。食用海草には食物繊維、 ミネラル、たんぱく質が豊富に含まれています。 海草類の細胞壁には陸上植物には見られない硫酸化多糖類が含まれており、イオン調節に 特別な働きをしていると考えられています。 しかしながら、藻類の抗酸化能力に関する文献 はほとんどありません。海草抽出物はその抗酸化作用が研究され、ポリフェノールが豊富な 海草抽出物におけるフリーラジカル消去能力も報告されています。要約すると、食用褐藻類 であるコンブは、そのポリフェノールの生理活性により潜在的な抗酸化能力を示しています。 ポリフェノールはフリーラジカルを除去し、特定の金属のキレート化反応を向上させ、健康を 促進させる生体活性能力を備えています。 コンブ(Fucus vesiculosus)の抗酸化作用は、 コンブ に含まれている複合硫酸化多糖類やアルギン酸塩といった他の要素からも成り立っています。

コンブ(Fucus vesiculosus)は、ポリフェノールの生理活性により、潜在 的な抗酸化能力があり、 フリーラジカルを除去して特定の金属キレート 化反応を向上させる能力があります。


11. フラボノイド(ブドウ種子抽出物)の染色体損傷に対する 抗放射線効果:構造と活性の関係 Alcaraz, M., Acevedo, C., Benavente-Garcia, O., Castillo, J., Vicente, V. and Canteras, M. Department of Radiology and Physical Medicine, (2)Pathology and (3)Biostatistics. University of Murcia.30100-Espinardo, Murcia, Spain

 ブドウ(Vitis vinifera)の種子(GSE)や柑橘類の果物(CE)、 オリーブ(Olea europaea L.)の 葉(OL)抽出物(フラボノイドであるジオスミン、ルチン)は、広く医薬品として利用されており、 ジメチルホキシド(DMSO)の、エックス線や放射線から染色体が受けるダメージを防ぐ働き は、2種類の抗遺伝子毒作用のテストである小核検査によって判明しました。3-ヒロドキシ フラボンの量的分布は、ブドウ種子抽出物(GSE)とムルシア地方で栽培されている4品種の オリーブの葉(OL)を、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて測定されました。GSEのプロ シアニジンでは、C4以上の重合体が最も多いという結果になりました(HPLCの表示で90.92%)。 GSEと他の基準化合物の抗酸化作用は、ABTS+という陽イオンのラジカル消去能力を測る ことで測定されました(TEAC)。効果の高い順に、GSE、ルチン、DMSO、アスコルビン酸、OL、 6-n-プロピル-2-チオウラシル-6c(PTU)、 ジオスミンという結果になりました。GSEの高いABTSラ ジカル消去能力、抗遺伝子毒作用は、構造的に、 フェノール類であるカテコールと3つのヒロド キシ基の置換基を持つ複合ポリフェノール構造が数多く結合した構造から説明されています。

ブドウ種子抽出物の抗放射線効果は、 エックス線を照射された マウスの骨髄細胞を用いた実験で確認され、最も効果的な化合物であ ることが示されました。


12. ブドウ種子抽出物(Vitis vinifera)は、放射線によって 引き起こされる酸化障害と代謝障害を防ぎます Saada, H. N., Said, U. Z., Meky, N. H. and Abd El Azime, A. S. Department of Radiation Biology, National Center for Radiation Research and Technology (NCRRT), Atomic Energy Authority, Cairo, Egypt. helensaada@hotmail.com

  放 射 線を全 身に浴 びると、体 内の様々な組 織にお いて活 性 酸 素 ( R O S ) が 形 成され 、 酸化障害や内臓の機能障害、代謝障害を引き起こします。本研究では、ガンマ線によるリン パ線の代謝障害が、心臓や膵臓に与える酸化ストレスを防ぐ、プロアントシアニジンが豊 富なブドウ種子抽出物(GSE)の保護効果を調査しました。実験では、対象のラットに5グレイ のガンマ線を照射しました。実験前の14日間、一日100mgのGSEをラットに投与しました。 照射後、 ラットはそれぞれ1日目、14日目、28日目に死亡しましたが、TBARSレベルの著しい 増加によるSOD酵素、 クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ、 グルタチオンペル オキシダーゼの大幅な低下が両方の組織で確認されました。実験前のGSE投与は、心臓組織 における放射線による酸化ストレスを著しく低下させました。 また、GSEの投与は、膵臓にお ける高血糖症、高インスリン血症による酸化ストレスも低下させました。結論として、GSEは放 射線による酸化ストレスから心臓と膵臓の組織を守ることがデータから明らかになりました。

ブドウ種子抽出物には、放射線による高血糖症、高インスリン血症を著 しく改善させ、心臓や膵臓の組織を酸化から守るプロアントシアニジン が豊富に含まれています。


13. 生体内のヨウ素131に対する放射線防護剤としての ビタミンC Narra, V. R., Howell, R. W., Sastry, K. S. R. and Rao, D. V. Department of Radiology, University of Medicine and Dentistry of New Jersey, Newark, New Jersey.

 ビタミンC(アスコルビン酸)の、体内に取り込まれた放射性ヨウ素131による放射線ダ メージを低減させる働きについて調査しました。実験では、マウスにおける精子形成を モデルとして、精 子 頭 部 の 生 存を生 物 学 的 に確 かめました。少 量 のビタミン Cを、放 射 性ヨウ素 1 3 1を投 与 する前 に投 与したマウスでは、精 子 の 生 存 率 が 3 7 % 増 加し、放 射 性ヨウ素131のみを投与されたマウスと比較して2.2倍に増加しました。また、日常的に 1%のビタミンC(体重比)を投与されたマウスでも、同様の放射線耐性が見られました。 これらの結果から、 ビタミンCは医療的、 または偶発的な放射線被爆、特に放射性物質を慢性 的に体内に取り込んだ場合の放射線防護に重要な役割を果たしている可能性があります。

ビタミンC(アスコルビン酸)は、放射線による障害から肉体を守る作用 があり、 その抗酸化作用は、慢性的な放射線被爆から体組織を保護す る可能性があります。


14. 異なるガンマ線を全身に照射したマウスの、 アスコルビン酸(ビタミンC)による傷の治癒力の向上

Jagetia, G. C., Rajanikant, G. K. and Rao, K. V. N. M. Department of Radiobiology, Kasturba Medical College, Manipal 576104, India

  急性放射線被爆にともなう様々な障害の重要性から、放射性傷害からの回復を促す、 費 用 対 策 効 果に優 れた栄 養 成 分の調 査は緊 急の課 題です。そのため、あらかじめアス コルビン酸を投与したマウスに、それぞれ2、4、6、8グレイのガンマ線を全身に照射し、 切傷の回復を観察することで、アスコルビン酸の事前摂取効果を調査しました。放射線照 射による傷の生成と治癒にかかる時間は、照射した線量により異なりましたが、事前にア スコルビン酸を投与したマウスでは、傷の生成時間の著しい加速と、平均治癒時間の減 少が見られました。このメカニズムを解明するため、アスコルビン酸を投与し、6グレイの ガンマ線を照射したマウスの肉芽細胞におけるコラーゲン、ヘキソサミン、DNA、硝酸塩、 硝酸塩化合物を測定しました。事前にアスコルビン酸を投与されたマウスでは、コラーゲ ン、ヘキソサミン、DNA、硝酸塩、硝酸塩化合物が総合的に強化されました。組織学的な評 価では、傷の生検の結果、コラーゲンの蓄積に向上が見られ 、線維芽細胞と血管密度に 増加が見られました。この調査で、アスコルビン酸の投与は、放射線傷害に対して効果的 で、放射線やその他の傷害からの回復を助ける、確かな治療法になる可能性があります。

アスコルビン酸の事前投与は6グレイのガンマ線による傷の治療に効 果があります。


15. 食品産業で使用される多糖類に対する放射線防護剤 としてのアスコルビン酸(ビタミンC) Aliste, A. J. and Del Mastro, N. L. Center of Radiation Technology, IPEN-CNEN/SP, P.O. Box 11049, 05422-700 Sao Paulo, SP, Brazil

 アスコルビン 酸 (またはビタミン C ) は、酸 性で 強 い 還 元 作 用 のある可 溶 性 化 合 物で す。天 然のビタミンCとはL- 異 性 体のことであり、D - 異 性 体はL- 異 性 体の1 0 % 程 度の活 性しか持たず、ビタミン以外の目的で食品に加えられます。ビタミン以外の用途として、 アスコルビン酸、またはその関連物質は、食品に酸化防止剤として使用され 、悪臭や肉 の 変 色、りんご の 切り口 等 の 果 物 が 茶 色くなるのを防 止します。放 射 線 は、食 品 に広く 使 われている多 糖 類、例えばカラギーナン等の流 動 特 性を緩 和します。この研 究では、 アスコルビン酸は放射線の照射を受けた多糖類の放射線防護剤としての効果を確認する ために使用されました。多糖類の1%水溶液を準備し、最終的にそれぞれ5%、10%、15%、 20%(w/v)になるようアスコルビン酸を加え、コバルト60を放射線原とするガンマセル 220(AECL社)(単位放射5.2kGy/h)を用いて、それぞれ1.0、2.5、5.0、10.0kGy/hのガンマ線 を照射しました。放射線は照射された水溶液の粘度に影響を与えました。アスコルビン酸は カラギーナン水溶液に対して放射線防護剤として働き、その効果は濃度に依存していました。

アスコルビン酸(ビタミンC)は、高水溶性の放射線防護剤で、 その効果は濃度に依存します。


16. UVA照射したヒト皮膚線維芽細胞におけるリコピン、 ベータカロテン、 ビタミンE,ビタミンC、 カルノシン酸の 光防護の可能性 Offord, E. A., et al.

Nestle Research Center, Department of Nutrition, Lausanne, Switzerland; University Hospital of the Canton of Vaud,

 食事での抗酸化物質ビタミンC、E、 リコピン、ベータカロテン、ローズマリーポリフェノール、 カルノシン酸の光防護の可能性は、紫外線(UVA)にさらされたヒト皮膚線維芽細胞でテストさ れました。 カロチノイドは、 ビタミンC或いはビタミンE、又は双方を加えた特別のナノ粒子製剤 を調合しました。製剤におけるビタミンEの存在は、細胞のリコピン摂取をより安定させて増加 させます。 ヒト皮膚線維芽細胞への紫外線(UVA)照射は、 メタロプロティナーゼ1(MMP-1) mRNAが10~15倍上昇するという結果となりました。 この上昇率は、 ビタミンE、 ビタミンC、 もし くはカルノシン酸の低濃度状態において抑制されましたが、ベータカロテン、 リコピンでは認 められませんでした。実際、0.5‐1.0μMのカロチンやリコピンでは、紫外線が引き起こすメタ ロプロティナーゼ1(mRNA)は、1.5~2倍に増加しました。結論として、 ビタミンC、 ビタミンE、 カルノシン酸は、光防護の可能性が認められ、 リコピンとベータカロテン自体に防護性はあり ませんでしたが、 ビタミンEの存在下においての安定性は改善されて、 メタロプロティナーゼ1 発現の上昇率は抑制されました。酸化誘導体の形成に対して、細胞と分子反応に環境作用に よる影響力が可能である事は、カロチノイドの酸化防止の為の必要条件を示唆しています。

ビタミンCとビタミンEは、光防護の可能性が認められています。 リコピンとベータカロテン自体では防護することは出来ませんが、 ビタミ ンEの存在下においては防護可能です。


17. 放射線誘起によるDNA損傷と肝臓毒性に対する N-アセチルステインの保護効果 Mansour, H. H., Hafez, H. F., Fahmy, N. M. and Hanaf, N. Health Radiation Research Department, National Center for Radiation Research and Technology, Cairo, Egypt

  本 研 究 は 、ラットに お ける 肝 臓 組 織 に 毒 性 を 誘 発 するガ ン マ 放 射 線 に 対して、 N ‐ アセ チ ル ステイン( N A C )の 放 射 線 防 護 の 効 果 を 評 価 する 為 に 行 わ れました 。 細胞変化は、ガンマ線照射を受けたラットの肝臓に酸化ストレスの目印として、マロンジ アルデヒド(MDA、脂質過酸化指標)、スーパーオキシドジムスターゼ(SOD)、グルタチオ ンペルオキシターゼ(GSHPx)、還元型グルタチオン(GSH)、硝酸塩/亜硝酸塩(NOx)を 用いて調べられました。それぞれの条件ごとに、検体のラットを4グループに分けました。 グループ1は、7日連続で腹腔内に生理食塩水を注射して、 これを対照群としました。 グループ2は、6Gyのガンマ放射線を単一量照射しました。 グループ3は、7日連続で腹腔内にN‐アセチルステインの注射しました。 グループ4は、同じく7日連続で腹腔内にN‐アセチルステインを注射して、最後の注射の1時間 後に、 ラットには6Gyのガンマ放射線を照射しました。

ラットは24時間後、死に至りました。6Gy単一量を全身照射の後、体内細胞を観察しDNA損傷 を調べました。N‐アセチルステインにより前処置された検体は、マロンジアルデヒド (MDA)、 硝酸塩/亜硝酸塩レベルとDNA損傷が著しく減少した結果を示しています。抗酸化酵素は、 還元型グルタチオン(GSH) と共に著しく増加しました。 このように、N‐アセチルステインに よる前処置が、細胞損傷を引き起こすガンマ放射線に対して保護する事が解っています。

N‐アセチルステイン (NAC)による前処置は、 ガンマ線が誘発する肝臓 細胞の細胞損傷を著しく減少させます。


18. ガンマ線を全身照射したマウスに対する α-リポ酸の遺伝子損傷保護効果

Ramachandran, L. and Nair Cherupally. Amala Cancer Research Centre, Thrissur 680555, Kerala, India

 α-リポ酸は、生体外でのガンマ線照射によって引き起こされる、 スーパーコイル構造の共有 結合閉環状DNAの損耗を抑える事により、 プラスミドであるpBR 322 DNAをDNA鎖の破壊から 保護する働きがあります。α-リポ酸はまた、肝臓のホモジネートの膜脂質を酸化ダメージから 守る働きもあります。 ガンマ線を全身に照射されたマウスは、様々な組織の細胞のDNAに損傷 を受けましたが、α-リポ酸を事前に投与されたマウスでは、目的どおりDNAの損傷が抑えられ たことが、 アルカリコメットアッセイ (DNA損傷の電気流動解析法)から明らかになりました。αリポ酸の事前投与は、骨髄細胞における染色体損傷や、網状赤血球中の小核の形成を防止し ます。 これらの事から、細胞の通常の成分でもあるα-リポ酸は、放射線を全身に浴びるといった 状況での放射線防護剤として使用できる可能性があります。

α-リポ酸はガンマ線照射によるマウスのDNA鎖の破壊を防ぎ、 肝臓の膜脂質を酸化ダメージから守ります。α-リポ酸は全身に 放射線を浴びた場合の放射線防護剤として使用できます。


19. 亜鉛の抗酸化特性:鉄と抗酸化物質の相互作用

Zago, M. P and Oteiza, P. I.

Instituto de Química y Fisicoquímica Biológicas (UBA-CONICET), Facultad de Farmacia y Bioquímica, Universidad de Buenos Aires, Buenos Aires, Argentina

 亜鉛の潜在的な膜脂質の抗酸化能力は、 リポソームを使って確かめられました。様々な異な る化学、物理特性を持つ物質{遷移金属、 リピトール水溶性アゾ化合物、UV-C(紫外線)、 スーパー ラジカルオキシドアニオン(2O2-)、過酸化亜硝酸(ONOO2-)}を起爆剤に、膜脂質の酸化実験を 行ったところ、亜鉛は銅イオン(Cu 2+)と鉄イオン(Fe2+)から発生した酸化作用のみ防ぎました。 鉄イオン(Fe2+)においては、亜鉛の抗酸化作用は膜脂質二重層の陰電荷密度に影響されるこ とが分かりました。逆の相関関係(r2:0.96)は、亜鉛の鉄イオンに対する膜吸着作用の妨害と、 鉄イオン(Fe 2+)による脂質酸化作用の阻害作用から発見されました。亜鉛と膜脂質二重層の 関係は、膜の物理特性(硬度や参加を促進させる側方相分離等)には影響されませんでした。 αトコフェロール(0.01マイクロモーラー)、エピカテキン(0.5マイクロモーラー)と亜鉛 (5-50マイクロモーラー)の混合体は、ほぼ完璧に鉄イオン(Fe2+)による脂質酸化作用を阻害しま した。 この結果から、亜鉛は陰電荷で鉄イオンの結合する可能性がある状況下では、膜組織を酸 化から守る働きがあることが分かりました。加えて、亜鉛と脂質、水溶性抗酸化物質が持つ抗酸 化作用の相乗効果は、亜鉛が膜組織を酸化から守る中心的役割を果たすことを示しています。

亜鉛は鉄による膜脂質の酸化を防ぐ働きがあります。亜鉛と脂質、 水溶性抗酸化物質が持つ抗酸化作用の相乗効果は、亜鉛が膜組織を 酸化から守る中心的役割を果たすことを示しています。


20. 抗酸化栄養素と植物に含まれる化学物質 (フィトケミカル)による電離放射線からの保護 Weiss, J. F. and Landauer, M. R. Office of Health Studies, US Department of Energy, EH-61270 Corporate Square, 1000 Independence Avenue, SW, Washington, DC 20585-0270

 計画された被爆実験、 または偶発的な放射線事故の際に発生する、放射性化学物質の潜在的 な用途は核兵器時代から調査が行われていました。 ヒトの被爆に対して可能性は、放射性核種、 例えばヨウ素同位元素、ストロンチウム、アメリシウム、セシウム、 プルトニウムや他の超ウラン元 素などが体内に取り込まれることです。摂取された放射性核種により内部被爆を受けた特定臓 器の治療には、まず最初に阻害剤とキレート試薬を使うことが最良の方法です。ネズミによる実 験で、体の一部もしくは体全体に放射線照射を受けた場合、餌に混ぜたビタミンAとベータカロ テンによって、 どのように放射線防護効果が得られるかが調査されました。ベータカロテンは、放 射線被害により体重が減るのを防ぐ効果を示しました。 また、 ビタミンCは放射線照射を受けた後 で与えたネズミに対しても、染色体異常を防ぐ効果があることが解りました。 ビタミンE、C、そして ベータカロテンを全て同時に与えた場合には、放射線照射の前と後の両方において、骨髄の中 の多染性赤血球と剥離された膀胱細胞を調べた結果、放射線に誘発されて作られる微小核の形 成を防ぐ効果がありました。各種のフラボノイドには、放射線照射されたネズミの末梢血液中の 小核網状赤血球の形成を抑える効果がありました。 ブドウの種から抽出されるプロシアニゾンに は、放射線照射されたネズミの骨髄における小核赤血球の発生を抑える効果が認められました。 アルギン酸は抗酸化作用を持った水溶性の海洋多糖ですが、体内に蓄積された放射性核種を取 り除く効果があるようです。アルギン酸ナトリウムは骨の中のラジウム-226(226RA)除去を促進 するため、骨髄幹細胞をアルファ線から防護します。結論:各種の効酸化栄養素と植物に含まれ る化学物質(フィトケミカル)は、放射線被爆後に摂取すると細胞の異形成を防ぐ働きがあります。

各種の効酸化栄養素と植物に含まれる化学物質(フィトケミカル)は、 放射 線被爆後に摂取すると細胞の異形成を防ぐ働きがあります。


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*このカタログに掲載されている情報は、発表された様々な論文及び研究結果に準拠しているもので、<SUNRQ>の効果、効能を証明するものではありません。

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