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視 野 を 広 げ る た め 、建 築 以 外 のことに も 積 極 的 に! OB/OG no.2

 次第に周りの友人たちの就職がどんどん

針谷 未花

決まっていくので、焦りもありましたが、 自分が納得いかない状態で、どこでも良い

 2008年短大卒/小石川研究室 →2011年学部卒/山

研究室

→ ランドス ケ ー プ 事 務 所 勤 務

2006

から就職しようという気にはなれませんで した。そこで、卒業後に山

先生にお願い

をして、研究室の助手という名目で所属さ せていただきました。先生のランドスケー プ事務所のお手伝いなどをするうちに、最

    大1年生の時のある授業で見たコ

初は建築を別の視点から学んでみたいとい

    ンペの作品がとても印象的で、実

う目的だったランドスケープに対して、知

物が見たくなり、後日友人と一緒に訪ねた

れば知るほど興味が沸いていきました。と

ありますが、やはり何度経験しても急なタ

のが、小石川正男先生(当時短大教授)の

同時に、自分は緑に関わる職業に就きたい

イムリミットのある仕事には、気持ちの余

アトリエでした。その日は、たまたまアト

と、ようやくやりたい方向性が分かってき

裕が持てません(笑)。ただ、どんな仕事

リエで学部ゼミ生の卒業設計の指導が行わ

ました。

で も 任 さ れ て い る 仕 事が 一 段落 し た 時 に

短 大 1 年 生 の と き の 友 人 と の 記 念 写 真 。中 央 が 針 谷 さ ん 。

は、やり遂げた感があります。因みにうち

れる日で、小石川先生は熱心に指導をされ ていました。その様子やアトリエのアット

 やがて正式に山

先生の事務所にアルバ

の事務所は建築事務所からお仕事をいただ

ホームな雰囲気もあって、小石川研究室を

イトとして入り、今はスタッフとして働い

くことが多いので、ひと段落とは、設計事

選びました。その後、建築学科に編入をし

ています。もう約4年が経とうとしていま

務所の担当者に最終図面を送った時になり

てからは、短大では学ぶことがなかったラ

す。事務所では、昨年の4月から設計業務

ます。

ンドスケープに興味を持ち、別の視点から

以外に花屋を始めたのですが、私は設計業

建築を学んでみたいと、山

誠子先生(当

務にたずさわっています。事務所のプロジ

 ランドスケープは、庭を設計するだけで

時建築学科助教)の研究室に入りました。

ェクトは主に個人邸の庭、集合住宅や公共

なく、里山の保全や街並みについても考え

施設の外構の設計などさまざまな規模の仕

る、とても幅が広い分野です。日本では一

 就職については漠然としたイメージし

事をしています。基本的には先生がたたき

般的にあまり認知されていないこともある

か あ り ま せ ん で し たが、3年生で学部 に

台をつくり、それを元に図面を描く。図面

ので、10 年後もこの仕事を続けられてい

編入して、就職説明会などに行き始めて、

を描いたら終了ではなく、施工現場へ行っ

るかは分かりません。ただ、私は何かしら

建 築 関 係 の 職 業 は 他 の 業 種に比べて、そ

ては、設計通りに進んでいるかといったこ

緑に関わる仕事に携わっていければいいな

れほど選択肢が無いことを知りました。

とをチェックしたりもします。街路樹の調

と思っています。

ど の 説 明 を 聞 い ても、自 分が思い描い て

査のような設計以外の仕事もするんです

い た 仕 事 内 容 と 違う。そ のギャップを 感

よ。

 学生の皆さんは、建築関係のことにはア ンテナを張っていると思いますが、建築以

じ な がら、い ろ ん な 業 種の説明会など に 参 加 し ま し たが、当 時 は 自分がやりた い

 突然「締切は今日中に!」と言われると

外のことでも興味があるものがあれば、積

こ と は 何か、向 い て い る仕事が何かが 分

とても大変です。今でもたまに事務所のテ

極的に見に行ったり、体験してみたりする

か ら な い 状 態 で した。迷 いや不安ばか り

ーブルに図面が置かれていて、「今日中に

ことをお勧めしたいです。なぜなら、世の

でした。

図面化して出しておいて」と言われる時が

中は、いろいろなものや職業に溢れている

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のに、いつの間にか視野が狭くなっていた と就活を通して感じたからです。特に海外 のような場所は社会人になると何週間も休 めなくなるので、学生の時に行くのがチャ ンス。色々な経験をした方が、やりたいこ とが見つかると思います!

06

2014 現 在 働 く、 ランド ス ケ ー プ 会 社 G A ヤ マ ザ キ に て 。

years

since I graduated.

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日本大学理工学部建築学科学内誌「駿建」2014年4月号  

「駿建」2014年4月号 特集:あれから○年 卒業生たちの今

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