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クロアチア 昔のままの地中海

www.croatia.hr

無償資料 パンフレット

日本語 (Jp)


クロアチア


れは、一千の島をもつ魅惑の大自然と豊かな遺産が 残る国、偉大な人たちの偉大な行為により世界で特 筆されている国、 クロアチアの物語です。この地方は古代 から美しいことで知られてきました。この海域での神々の 暮らしを書いたヘシオドス、青い大海原に魅せられて不朽 の詩編 神曲 を書いたダンテ、 そして、 ここに地上の天国を 見出したバーナード・ショウに至るまで、 クロアチアは霊感 に満ちた地なのです。 この小冊子では、美しい景観とお話しをご紹介して、私た ちのすばらしい国のイメージを皆様に少しでも身近に感 じていただこうと努めました。もとより、紙面に限りがあり ますので、 この九つの章に盛られたお伽噺のような内容 は、多様な姿のほんの一部にすぎません。輝かしい波乱 の歴史の階段を一千年降りながら、温かく青い地中海、 北方に続く静謐で美しい緑の山々と丘陵、東部に広がる 黄金色の肥沃な大平原を逍遥する・・・ 皆様の夢に描い ていらっしゃる世界がここに広がっています。この小冊子 の中で、皆様はご自分にぴったりな休日のコースに出会わ れるものと存じます。 クロアチア政府観光局

昔のままの地中海


クロアチア イストラ

16-21

ダルマチア - ザダル地域

28-31

リカとカルロヴァツ

46-49

クヴァルネル

22-27

ダルマチア - シベニク地域

32-35

中部クロアチア

50-55

ダルマチア - スプリト地域

36-39

ザグレブ

56-61

ダルマチア - ドゥブロヴニク地域

40-45

スラヴォニア

62-67

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クロアチアに おいでになり、 多くの異なった 体験を楽しまれ ますように。


クロアチア 多様性に満ちた国

チャコヴェツ ヴァラジュディン クラピナ

9

コプリヴニツァ ビェロヴァル

ザグレブ

1

パズィン

プーラ

リエカ

2

カルロヴァツ

8

スィサク

ヴィロヴィティツァ

10

オスィイェク

ポジェガ

ヴコヴァル

ロド スラヴォンスキ・ブ

7 ゴスピチ

ザダル

3

4 シベニク

5

スプリト

6

ドゥブロヴニク

1. イストラ 2. クヴァルネル 3. ダルマチア - ザダル地域 4. ダルマチア - シベニク地域 5. ダルマチア - スプリト地域 6. ダルマチア - ドゥブロヴニク地域 7. リカとカルロヴァツ 8. 中部クロアチア 9. ザグレブ 10. スラヴォニア

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1

ロアチアは、 ヨーロッパで最 も自然環境が保たれている 地域です。ここはさらに、陽光溢れ る温暖な地中海の色調が、山々の 静けさと清々しさ、 それにパンノニア 平原の黄金色の優しいさざ波と幸 せに溶け合うところです。神々の霊 感に満たされた土地、世界中の優 れた詩人や作家たちを喜ばせた土 地なのです。

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色彩豊かな大自然


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クロアチア 自然と景観

あ、淡青色のアドリア海を航海 し、 ヨーロッパで最後の白頭鷲の 楽園と言われる島に行きましょう。自然 愛好家には嬉しいお知らせですが、 クロ アチア海域ではイルカがまだ見られ、 も し運がよければ、珍しい地中海モンク・ アザラシにも出会うことができます。い ずれにせよ、 ここは、 自然界の色彩が最 も暖かくそして完全に現れているところ なのです。 んな小さな地域に国立公園が八つもあるとい う稀な環境に、太古からの美しい姿を留めて おり、 クロアチアはまさにヨーロッパ自然界の宝石 と申せましょう。この八つとは、 山岳部では、 リスニ ャク、 プリトヴィツェ湖、北ヴェレビト、 パクレニツァ; 沿岸部では、 ブリユニ群島、 コルナティ群島、 ムリェ ト島、 クルカ川の滝。さらには、三つの樹木園(ドゥ ブロヴニク近くのトルステノ、 ヴォチネ近くのリスィチ ネ、 ヴィニツァ近くのオペカ)、歴史のある公園や保 護されている自然公園が多数あり、 4300種の植物 と多くの動物種を抱く緑の大地なのです。

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[ 1.ロシニ 2.ビシェヴォ 3.ブゼト 4.ヴェレビト ]

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ロアチアにようこそ! 多くの博物館やギャラリーや教会 は、最も重要な記念碑として、 その多くが今日ユネスコ世 界文化遺産になっていますが、 クロアチアの豊かな文化遺産は これらの施設内だけにあるのではなく、 すばらしい地中海世界 に広がっているのです。 そこでは、 ほんの少し行くだけで数千年の階段を駆け下りる旅 になり、波乱に富んで躍動的な栄光の歴史に出会います。 白い 石を敷き詰めた路地の入り組む町や通りを歩き、 イストラやク ヴァルネルやダルマチア地方の稠密な港町で時間を過ごして みる、 そしてクロアチア内陸部の緑の丘陵を昇り、 お伽噺に出て くるような砦や城を訪ねる;いずれもあなたに新鮮で興味深い 体験をもたらしてくれますが、 それはこの国が、西方と東方そし て内陸の中欧と南国の地中海という四つの文化が出会い混淆 し互いに絡まっている地方だからです。クロアチアのユネスコ 無形文化財世界遺産は次の九件です :ドゥブロヴニク守護聖 人の祭り 聖ヴラホ祭 、 カスタヴ地方のカーニヴァル ベル鳴ら し男たち 、 クロアチア各地のレース作り(パグ、 フヴァル、 レポグラ ヴァ)、 フヴァル島の宗教行進 十字架に従いて 、 イストラ地方 の音階での二部合唱、 ゴリャニ村の春の行進 王妃たち 、 フル ヴァツコ・ザゴリェ地方の伝統的な木のおもちゃ作り、 シニ町の 騎士トーナメント シニュスカ・アルカ と北部クロアチア地方の 装飾用クッキー。 クロアチアは世界でも有数のユネスコ無形文 化遺産を持つ国の一つです。 また、 オイカニェ歌唱は無形文化 遺産緊急保護リストに掲載されています。

クロアチア 歴史と文化

し古代ローマの時代にご興味が あれば、 プーラの円形闘技場か らザダルのローマ広場を経て、 スプリト のディオクレティアヌス宮殿を辿ること ができます。九世紀ザダルの聖ドナト 4 教会に代表される前ロマネスク時代か らロマネスク時代への旅、つまりトロギ ル旧市街、 それにクルク島やラブ島に 向かうのも一法です。ゴシック時代で は、 ザグレブ、 パズィン、 それにペリェシャ ツ半島のストンなど。ルネサンス時代な ら、 ツレス島のオソル、 シベニク大聖堂、 フヴァル島とコルチュラ島、 そしてやはり 究極のドゥブロヴニクです。 ヴァラジュディンやビェロヴァルやヴコ ヴァルの町ではバロック様式が輝いて いますし、19世紀の遺産なら、 リエカ、 オパティヤ、オスィイェク、 そしてザグレ ブの下町です。 れども、 ごくふつうの静かな暮らし に興味をお持ちなら、中世の小さ な教会堂をいくつか訪ねてみてはいか がでしょうか。そこでは、様々なフレス コ画や伝統的な編目模様の浅浮彫が 待っていて、長い歴史を慎ましやかに 語ってくれます。 著名な人々を何人か挙げれば、 イストラ 出身の中世の哲学者H.ダルマティン、 コ ルチュラ島出身の旅行探検家マルコ・ポ ーロ、 クロアチアのミケランジェロと称さ れる細密画家J.クロヴィチ、 ドゥブロヴニ ク出身の物理・数学・天文学の大家R.ボ シュコヴィチ、 リカ地方出身の大発明家 N.テスラなどがすぐ浮かびます。クロア チアは、躍動する歴史と共に、偉大な人 たちを輩出した地でもあるのです。

感動的な 歴史の宝庫

[ 1.プーラ 2.フヴァル 3.オスィイェク ]

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驚くほど多様な世界 10

2 [ 1.ロヴィニ 2.ジャコヴォ 3.ドゥブロヴニク 4.ザヴルシェ 5.オスィイェク ]

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クロアチア 都市

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い古代にまで歴史が遡り今も暮 らしが躍動している地中海域の 稠密な市街、中部クロアチアの緑の丘 陵に抱かれて静かに形成された中世起 源の小さな町、 黄金色のパンノニア平原 に浮かび上がるスラヴォニア穀倉地帯 の町 - クロアチアの町々はいずれも歴史 と文化を色濃く体現しています。 5

り良い暮らしを目指し築かれて きた町々は、 ブドウ畑やオリーヴ 園や穀物畑に囲まれて、 まるで絵画か ら抜け出てきたかのようです。いずれ の町も、人間同様、幸せな時代と不幸 な時代を経験しています。数千年も続 いて本物の都市になっているのもあれ ば、激動の歴史に翻弄されて押し流さ れ、今では過ぎ去った時代を静かに物 語るロマンティックな舞台になっている ものもあります。

れらの多様な町々をよく知りたい とお望みなら、先ずは沿岸部から 始めて、生きる喜びを情熱的に味わう 様子を眺め、 次に、 内陸部の落ち着いた 静かな町々に移るのが良いでしょう。し かし、 例えば次に記すどこから始めても、 その町のふつうの通りを歩くだけで魅惑 の歴史を辿る旅になることは間違いあり ません - あのドゥブロヴニク、 ディオクレ ティアヌス皇帝のスプリト、 クレシミル王 のシベニク、黄金のザダル、港町リエカ、 アルゴー船伝説の町プーラ、 首都ザグレ ブ、 バロックの町ヴァラジュディン、 スラヴ ォニアの中心都市オスィイェク、 ドナウ右 岸の町ヴコヴァル。

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ドリア海の透明な海水に洗われる クロアチアの海岸部は、 松やラヴェ ンダーやサルビアの芳香に包まれ、 陽光 とそよ風が快く注ぐ、地中海の隠された 美しい楽園です。船で沖合に出て、 外洋 からのすばらしい景観を楽しんだり、 ロマ ンティックな入江に入って透明な水中で 泳いでは暖かい岩礁で休んだり、 青く広 がる水平線上の島影に視線をやったり する時、 この沿岸一帯が至高の神の作 品であることが分かります。

12 は牧歌的な緑に覆われたブリユニ群島か ら始まり、広々としたクヴァルネル湾に浮 かぶツレス島とロシニ島、黄金の島クルク、魅惑 のラブ島、 スサク島の小さな砂浜、北風ボラの吹 き下ろすパグ島、真珠のようなコルナティ群島、 美しいブラチュ島、 フヴァル島、 ヴィス島、 コルチ ュラ島、 ラストヴォ島など枚挙に暇がないほどで すが、 さらにムリェト島から南のエラフィテ諸島ま で穏やかなアドリア海を航行し、 クロアチアの沿 岸部をご覧になってください。限りなく美しい 昔のままの地中海 に、 どうぞ!

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本当の 地中海の魅力 3

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[ 1.ボル(ブラチュ) 2.ポレチュ 3.スプリト 4.ドゥギ・オトク 5. コルナティ ]


クロアチア 海岸部と島

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暇は活動的な過ごし方がお好き ですか? ヨットやスキューバ・ダイ ヴィングでしょうか? 観光よりサイクリン グ? 山を登り頂上を極める? パラグラ イダーで頂上から滑空? こういう場合に は、 クロアチアは最適の場です。 すばらしい沿岸部の景観は、変化に富 んだ海岸線、入江、松林の並ぶ浜辺、 海岸や多くの島々の小さいながら纏ま った町村が続き、 それぞれの個性で人

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々を魅了しています。これらの海岸や島 々を縫って航行し、 青い水中に飛び込め ば、眼前に広がる世界は豊かな動植物 の宝庫、 そして過ぎ去った時の名残、海 底に眠る古代ギリシャの壷、 沈んだ中世 のガレー船や二つの世界大戦中に最後 を迎えた船舶などに出会います。クロア チア沿岸部は、 ヨット愛好者やダイヴァ ーたちの楽園なのです。 また、散策、ハイキング、登山、 キャンプ など自然とのふれあいを楽しむ人たち には、 よく護られた自然環境が最適の 場を用意しています。さらに、 サイクリン

グや乗馬ほか、各自のお好みとペースに 合った様々なコースを楽しむことができ ます。もしあなたがアドレナリン中毒で、 急流でのラフティングや空中のパラシュ ートやパラグライダーがたまらなくお好 きなら、 クロアチアは様々なすばらしい 挑戦の機会をご用意しています - 中部 クロアチアからダルマチアの山岳部、例 えばマカルスカのビオコヴォ山系やブラ チュ島のヴィドヴァ・ゴラなど。

大自然の癒し

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[ 1.3.プーラ 2.ツェティナ川 4. イストラ ]


クロアチア 活動的な休暇

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夢が叶うところ

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ポレル(プーラ)


イストラ

イ ス ト ラ

イストラ ート型をした半島が青く透明なアドリア海に突き出ています 。そこは隠された美の 園で、陽光溢れる温暖な地中海への入口です。どうぞ気軽においでください - あな たの夢の休日が現実のものになるでしょう。 多様な文化が混じり、客人を温かく迎えるこの風土は、色々な要素があいまって、溶け合 っています。透明な海水、 きれいな海岸と港、洒落た小さな漁船、古い町の路地などが、 地中海の魅力を発散しています。イストラ地方のいくつもの丘陵に見えるきれいな中世の こじんまりした町々は、穏やかで優しく、幻想的な風情を湛えていて、見る人は美しいトス カナやプロヴァンスを連想してしまうでしょう。

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ーラ、 ロヴィニ、 ヴルサル、 ポレチ 本当にユニーク プ ュ、 ノヴィグラド、 ウマグなど海岸 部が、古代ローマやヴェネツィアの遺産 な土地の探訪、 を思わせるのに対し、半島の内陸部は中 欧の雰囲気が漂っています。イストラは、 青と緑があなた 海と陽光溢れる海岸やロマンティックな 入江と小さな湊だけなのではありません。 丘陵の点在する景観とそこにある中世の の魂を満たす 小さな町々を訪ね、 実際にこの桃源郷を 歩き廻ってみてください。 ところ 例えば、 モトヴン、 グロジュニャン、 ザヴル

からイストラを見渡せば、 一瞬一瞬に異 なった景観が見えるでしょう。この小さ な町々は皆同じように見えるかもしれま せんが、 それぞれに個性があります。だ から、 面白いのです。大小の屋敷の扉越 しに覗いて家紋を見る、教会堂に自由に 入り、 ひんやりした礼拝堂の静けさを味 わう。町の防壁を築き改修するために夜 通し熱心に働く妖精たちや、 いつも騒ぎ を引き起こす魔女シュトリガスたちの言 い伝えは、 ここでなら実感されるでしょ シェ、 オプルタリや世界最小の町フムで、 う。疑問に思われることは、 いつでも、 狭い石畳の通りを歩けば、 それはユニー 出会った地元の人に尋ねてみてくださ クな歴史を辿る魅惑の旅になります。町 い。親切な地元民たちは、 イストラの話 の入口で石の門を潜り、 小路を進んで町 を喜んでしてくれるでしょう。 なかのロッジャのベンチで一休み、 そして ここは、 多様な要素が互いに穏やかに調 中心部にある教会を訪ね、 その鐘楼の上 和している、開放的な土地なのです。

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イ ス ト ラ [ 1.2.ロヴィニ 3.6.モトヴン 4.ノヴィグラド 5.グロジュニャン 7.ラビン ]

ウマグ

イストラ

グロジュニャン

ノヴィグラド ポレチュ

モトヴン

パズィン

ヴルサル

ラビン

ロヴィニ

ラバツ ブリユニ

探訪

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観光プラス アグロ・ツーリズム - 250以上の田舎 の民家が自宅を来訪者に開放しており、 昔ながらの生活の一端を味わうことが できる ヴィラ - 内陸部と海岸部で100以上の ヴィラが宿泊可能、 ゆったりした休暇に はお勧め

グロジュニャン、 モトヴン - お伽話に出て くるような丘上の小さな町、 そして建物、 ギャラリー、映画祭、音楽祭 ラビン - 中世の町、夏の通りは催事の舞 台に変貌 ワイン街道とオリーヴ油街道 サイクリング道 - 80以上のコースで全長 3200km以上

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プーラ

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国立公園

自然

ブリユニ - 豊かな歴史と文化遺産を もつ島で14の島々からなる。 旧ユー ゴ時代のチトー大統領の邸宅、美しい 浜辺、古代ローマの遺構、動物サファリ 公園、 ゴルフ・コース、 センスの良い料理

上カメニャクとメドゥリン諸島 - 景勝地 下カメニャク - 景勝地 パルド - 鳥類特別保護区 リム湾 - 自然特別保護区 - 保護海域 モトヴン森林 - 森林植物特別保護区 イストラの植物 - 景勝地

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トラは魅惑の大地です。自然 隠れた宝の イスのままの環境と言えば、 先ずは ブリユニ群島をご紹介しましょう。こ 発見 − こは地中海域でも有数の美しい群島 珍しい動植物を抱え、 長い歴史の 手つかずの で、 層がディノザウルスの足跡からも窺え これは珍しいことです。 ストラの美味もお忘れなきように! 自然と特異 るのですが、 北風ボラに鍛えられ、 そよ風に元気 イ海の幸や香しいトリュフ、 地元の白 づけられ、 エニシダ、 サルビア、 ラヴェ な歴史 ワイン・マルヴァジア、 モミャンの芳しいム ンダーの香りに満たされ、物憂い笠 松、ジャコウソウ、不凋花が茂り、一 年の内で五ヶ月も海水浴のできる気 候、 イストラはまさに観光保養地とし て生まれてきたような地方なのです。

スカット、 そしてあのカサノヴァを元気づ けたルビー色のワイン・テラン。これら神 々の喜びを味わって、忘れがたいイスト ラ体験の一部としてください。 あなた が人生最高の休日を夢見ていらっしゃ るなら、 イストラへどうぞ。

イストラ

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[ 1.8.11.16.ロヴィニ 2.サヴドリヤ 3.ウマグ 4.ヴルサル 5.6.7.10.プーラ 9.ポレチュ 12.13.ブリユニ 14.カメニャク 15.リム 17.ベラム ] 8

イ ス ト ラ

こは、 ヒストリア・ケルト・古代ロー マから始まりスラヴ人やヴェネツィ ア人の到来を経て、オーストリア・ハン ガリー帝国に至る文化が周到に育まれ てきた刺激的な諸文明の中心部です。 そこに足を踏み入れると、何故イストラ 地方が特別なのか直ぐお分かりになる でしょう。 アルゴー船の伝説がヒントを与えてくれ ます。 黄金の羊毛とそれを奪ったヤゾ ンをはるばる追って果たせず、イストラ 半島の岸辺に辿りついたコルヒダの人

たちが、故郷に戻るのを止めてしまうの 活発な中心都市、三千年の歴史と多様 です。地中海の他の土地にはない何か で目覚しい文化遺産を有する地中海域 不思議な力が、 ここにはあるようです。 でもユニークな町です。半島も町もその ここには、 ローマのように七つの丘をも 名が女性形なのは、意味があるのです。 つ町があり、そこには有名な円形闘技 淑やかにして魅惑のイストラとプーラは、 場もあります。この丘上で、疲れきった 百の顔、訪問者を何千年も惹きつけて ハンガリー王が、自分の華麗な長衣を 止まない多くの顔をもつ魅惑の女性と 修道士の質素な衣服に取替えて尊厳の して、昔から知られてきました。目に見 うちに死にたいと願い、名声不朽の詩人 えないそのクモの巣にいったん迷い込 ダンテが、望楼からのあのすばらしい眺 み、与えられる楽しみを少しでも味わっ 望に感動して、詩編 神曲 を書いていま てしまうと、 自分の故郷には戻りたくな す。 その町の名はプーラ、 イストラ地方の くなってしまうのです。

文化遺産

美味

円形闘技場(プーラ) - 西暦1世紀の壮大な遺構、 かつ て剣闘士がライオンと闘った場は、現在は催事やコン サートの会場になっている 聖エウフラシウス・バジリカ(ポレチュ) - 西暦6世紀 ビザンティン初期の建築・美術で、 ユネスコ世界文化 遺産 聖エウフェミア教会(ロヴィニ) - 壮麗なバロック建築 美術、中には美術品と町の守護聖人エウフェミアの石 棺がある マカブレ・ダンス(ベラム) - 小さな教会に14世紀の 有名なフレスコ壁画がある ドヴィグラド - 中世の町の遺構 イストラ地方の音階での二部合唱 - ユネスコ世界 無形文化遺産

トリュフ、 イストラ・生ハム、 オリーヴ油、魚介類、厚鍋 で調理された肉魚、 アスパ ラガス和えオムレツ、 自家製 パスタ フージ と鳥獣肉グ ラーシュ、 ブランディ ビス カ、 イストラ・スープ、地元 産ワイン テラン と マルヴ ァジア 、 レフォシュク

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[ 1.オパティヤ 2.ロヴラン 3.オライ ]

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デルニツェ オパティヤ リエカ ロヴラン ツリクヴェニツァ

ク ヴ ァ ル ネ ル

クルク

ノヴィ・ヴィノドルスキ

ツレス ラブ ロシニ


クヴァルネル

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多様性が 出会うところ

クヴァルネル

岸から陽の当たる島に向かい、 そこから引き返して、安ら かで静かな山の頂に上る、海岸の熱い砂浜からほんの 10kmほどの静謐な山地に入り、鷲や狼や熊を身近に感じなが ら、 きれいな大気を肺いっぱいに吸って森林浴をする。もしあな たがこういう休日をお考えなら、 クヴァルネルと内陸のゴルスキ・ コタル地方が最適です。この小国クロアチアには、互いに違っ た性格をもつ多くの地域が隣り合って広がっています。


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[ 1.2.3.オパティヤ 4.5.6.7.8.リエカ ]

オパティヤ・リヴィ エラから… パティヤ・リヴィエラの海岸線に続く 12kmの洒落た遊歩道を散策して みましょう。この町は、 ひとりの穀物商人 が1844年にオパティヤ最初のホテルを建 てた時、観光の礎が置かれたのです。こ れが、現在の有名なヴィラ・アンジョリナ です。それから間もなく、 ここは、 オースト リア・ハンガリー帝国の上流階級のため

の夏の保養地になります。ヨーロッパ の皇族や貴族、芸術家、科学者、政治 家たちが競って滞在します。そして洒 落た邸宅やホテル、樹木や草花の植わ った庭や公園が整備され、 リエカ方面 に広がっていきます。リエカは今日、 こ のクヴァルネル地方の中心都市で、北 アドリア海域の海運の要です。港と市 街を見下ろすトルサトの丘には、 中世の 要塞と聖母マリア巡礼聖地の施設があ り、市街にも古い起源の聖ヴィトゥス大 聖堂などがあって、単に経済や海運の

中心というだけでなく、古代ローマに 起源をもつ文化と芸術の都市であり、 国内外で有名な冬のカーニヴァルの 街でもあります。 医療効果をもつきれいな大気をお求め なら、 海岸を南下してツリクヴェニツァや ヴィノドルに向かうのが良いでしょう。こ こは1895年にホテル テラピア が開業 し、 1906年には 健康に良い気候の保 養地 に認定されています。このホテル は、 クロアチア海岸線で最も美しいホテ ルのひとつに数えられています。 5

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クヴァルネル

探訪

文化遺産

オパティヤ・リヴィエラ - 海岸に沿って 12km延びる洒落た遊歩道 コシュリュン島 - 緑豊かな精神界、樹木公園 ルベニツェ(ツレス島) - 海抜378mにある 石造家屋の村 オソル - 波乱の歴史をもつ海峡の古い町、今 は音楽祭で有名 イルカ・ウオッチング - ツレス島とロシニ島 の海域 スポーツ - ウインドサーフィン、 パラシュー ト、 パラグライダー、 カーレース、 ウェィク・ボ ーディング、 ラフティング、 カヤック、 サイクリン グ、 ダイヴィング、 ヨット

トルサト聖母聖堂 - クロアチア最古の聖母巡礼地、 フランチェスコ会修 道院が併設されている ラブの町 - 中世の教会と貴族の邸宅 バシュカ石板(クルク島) -スラヴ語グラゴル文字によるクロアチア最古 の碑文、12世紀 ズリンスキ城(チャバル) I.G.コヴァチチ記念館と円形闘技場(ルコヴドル) ヴルボヴスコ - 伝統建築 ネハイ砦(セニ) - 16世紀のルネサンス砦、現在はユニークな海賊ウス コク博物館 クラスノ聖母巡礼地 - リカ地方最大のマリア聖地 N.テスラ生誕地(スミリャン村) - 世界的発明家のこの記念館は現代 風な作り クロアチア沿海地方の音階での二部合唱 - ユネスコ世界無形文 化遺産 カスタヴ地区の年次カーニヴァル 鐘鳴らし男たち - ユネスコ世 界無形文化遺産

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ク ヴ ァ ル ネ ル


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[ 1.7.9.11.13.クルク 2.ツレス 3.オソル 4.5.12.ラブ 6.バシュカ(クルク) 8.ブルセチュ 10.ロシニ 14.ゴルスキ・コタル 15.ツリクヴェニツァ ]

青い海の勇壮なイメージ れども、 もし青い水平線や魅惑 の島々がお望みなら、 クヴァルネ ル湾に漕ぎ出し、 そこに浮かぶ神話の アプシルティデス諸島を訪ねてはいか がでしょうか - ラブ、 クルク、 ツレス、 ロシ ニの島々です。 北風ボラに白く晒された断崖、入江、海 中深く沈む岩礁、陽射しを受ける石造 りの小さな集落、 ラヴェンダー・サルビ

イル ア・ギンバイカ・笠松などの清々しい芳 める - 眼下の海面に目をやれば、 香、2700種以上にのぼる様々な植物、 カやモンク・アザラシの遊泳に出会うか 数々の動物。 ロシニ島の町々、 ツレス もしれません。 島の町オソル、 クルク島の町ヴルブニク などを訪ねれば、豊かな歴史遺産がひ っそりと佇んでいます - 西暦1100年の クロアチア語・クロアチア文字の碑文を 刻んだバシュカ石板など。断崖や岩塊 の頂に昇って珍しい白頭鷲の飛翔を眺

26 自然 ウチュカ - 自然公園 ヴェラ・ドラガ - 面白い地形 アンジョリーナ公園、聖ヤコブ公園(オパテ ィヤ) ‒ 由緒ある建築の残る美しい公園 ロパル(ラブ島) - 景勝地、1500mの長 い砂浜 ドゥンド(ラブ島) - 森林植物特別保護区 フォイシュカ・ポドプレドシュチツァ(ツレス 島) - 鳥類特別保護区 クパ川源流(チャバル) - 自然景観 フジネ - 山の湖と洞窟 ゼレニ・ヴィル - 特別な地形 ヤプレンシュキ・ヴルフ - 特別な地形 ムルコパリ - ビイェレ(白い)岩塊とサマル

岩塊 - 重要自然保護区 ヴェレビト - 自然公園 ロジャンスキ岩頂とハイドゥク岩頂 - 重 要自然保護区

国立公園 リスニャク - 多様な動植物の世界、 カルス ト山地

美味 クヴァルネル・エビ、 自家製パスタ シュル リツェ (クルク島)、 ツレス島の子羊肉、 サ クランボ・アスパラガス・甘栗の特製(ロヴ ラン)、地元産ワイン ジュラフティナ (クル


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ク ヴ ァ ル ネ ル

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海の近くの安らかで静かなオアシス

チュカ山はイストラ半島とクヴァ ルネル地方を隔てていますが、 その急な斜面の自然公園では、 また別 の体験が待っています。海岸からほんの 数十メートル上った所に多くの保護植物 が群生していて、 辺り一面に清浄な緑の 自然環境が広がっています。安らかで静 かなこのオアシスは、特に冬の観光地と しても人気が高まっています。

そこから北東に進めば、 デルニツェ近くに 緑のリスニャク国立公園があります。 この 山地は、多様な固有植物と希少保護動 物の世界であり、 大自然志向の方々には 理想的な環境を備えています。

クヴァルネル

ク島のヴルブニク) と トリシュチナ (スサク島)、 ラブ 島のケーキ 猟鳥獣肉、蛙、 マシュルーム、淡水魚、 リキュール、 リカ 地方のジャガイモと子羊肉、 果実酒(プラムと梨)、 ヴェレビトの蜂蜜

観光プラス

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保養と治療 : オパティヤ、 ツリクヴェニツァ(タラソテ ラピア)、 ロヴラン(骨疾患の治療)、 ウエルネス、会議と 観光 スキー : クロアチア・オリンピック・センター、 ビイェロ ラシツァ、 プラタク 狩猟、釣り、 ラフティング、 カヌー、 パラグライダー、乗馬

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クロアチアの 文化が始まるところ 1


[ 1.ザダル 2.パグ ]

ダルマチア - ザダル地域

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ダ ル マ チ ア ザ ダ ル 地 域

ダルマチア - ザダル地域 こ

の地方の中心は三千年の歴史をもつザダルの町で、 そのローマ広場遺跡 はアドリア海東岸で最大の規模です。美しいロマネスクの教会群 - 聖ドナ ト教会、聖アナスタシア教会、聖クリソゴヌス教会、 それにクロアチア初期王国の 首都ニンにある世界最小の大聖堂(この聖十字架聖堂の大きさはわずか36歩) など、 まさにザダルはクロアチアの文化遺産について、 どの本より多くのことを語 ってくれます。


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イリリア人のリブルニ族が ザダル三千年の ザダルは、 何世紀も本拠とし、一千年にわた りダルマチアの中心都市だったので、精 魅惑の歴史 神・物質文化が町の塁壁や多くの宗教 施設に詰まっています。その代表は、中 世初期のクロアチア建築の記念碑ともい える九世紀の聖ドナト教会です。 町には四人もの守護聖人がいます - ゾ イルス、シモン、クリソゴヌス、アナスタ シア。

ザダルは、考古学出土品や記念碑が多 いだけでなく、 クロアチア最初の大学が 1396年に創設されたこと、古文書や図 書やすばらしい聖楽の保存、 クロアチア 最初の小説の誕生、 それにクロアチア 語の新聞を初めて印刷したことでも知 られています。

国立公園

文化遺産

パクレニツァ ‒ 荒々しく壮大な渓谷と豊 かな動植物

聖ドナト教会(ザダル) - ザダル の町のシンボル 聖十字架教会(ニン) - 世界最小 の大聖堂 パグ島のレース作り - ユネス コ世界無形文化遺産

自然 サリ平野(ドゥギ・オトク島) - 景勝地 ズルマニャ川の渓谷 - 景勝地 テラシュチツァ - 自然公園、 アドリア海で 最も安全で大きな深い湾 ヴラナ湖 - 自然公園

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探訪 パグ - 町の伝統建築、 パグ・ レース ウグリャン島とパシュマン島 石積みの家屋


神の霊感の地

の霊感に満ちた地と申せば大げ さかも知れませんが、 このザダル 地方はいくつもの国立公園がある稀に 見る自然美の地です。 山岳、湖、滝、渓谷、洞窟、底深い穴、 そ れに多くの愛らしい島々と入江の湊、 ロ マンティックな浜辺 - この地方を描写 するには言葉より絵筆のほうが相応し いようです。 ザダルの海岸には不思議な海のオルガ ンが設置されています。 映画監督ヒチコックはこの岸辺から眺

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ダ ル マ チ ア ザ ダ ル 地 域

める日没を 世界で最も美しい と賞賛 しました。そして、 ここで、地元のマラス カ・チェリーから作るリキュール マラス キーノ と一切れのパグ・チーズとがあ れば、神の霊感に満ちたこの比類なき 土地の恵みを味わいつくすのに、他に 何も望むものはないとさえ感じられてく るのです。

[ 1.3.ザダル 2.ノヴァリャ(パグ島) 4.5.パグ島 6.ニン 7.8.9.ウグリャン 10.ドゥギ・オトク ] ダルマチア - ザダル地域

美味 パグ・チーズ、パグとニンの塩、ポセダリェ の生ハム、 ニンのサラミ ショコル 、 リキュー ル マラスキーノ 、ベンコヴァツのロゼ

パグ

ニン ザダル

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ドゥギ・オトク

観光プラス サイクリング、狩猟、 乗馬

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真珠 を見つけやすいところ

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ダルマチア - シベニク地域 自

[ 1.コルナティ 2.シベニク ]

然のままの美しい白亜のカルスト 岩礁と紺碧の海、 シベニク海域は ヨット愛好者の天国です。ヨットは240 あまりの島々や岩礁を縫って帆走します。 アドリア海域の珊瑚採りで数百年の歴 史をもつズラリン島、 海綿のクラパニ島、 いずれもシベニク近くの島です。もし他 のどこでも味わえないような体験をお求 めなら、少し沖に出てコルナティ群島を 周遊されることをお勧めします。


ダルマチア - シベニク地域

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ダ ル マ チ ア シ ベ ニ ク 地 域

々は創造作業の目玉を作っておこうと思われ、最終日になって、水滴と星と海の息 吹きからコルナティ群島を作った - バーナード・ショウはこの美しい群島について このように書いています。地中海域で最も大規模なこの密集群島は大自然の比類なき創造物 であり、海面に凝固したこれら星の滴は、 その数が奇しくも一年の日数と同じ、 つまり、一つの 島がそれぞれ一日 なのです。365の島々のうち、150がコルナティ国立公園になっています。 島々の岩礁は、 アドリア海の塩分に漂白され、芳香を含んだ北風ボラを受けて、海面にそそ り立ち、 レース状に連なっています。この景観は世界でも極めて珍しいものです。そして、穏 やかな小湊や奥まった入江の浜は、手つかずの自然を求める現代のロビンソン・クルーソー たちの楽園になっています。


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クルカ川の滝から クレシミル王の町 シベニクへ 面のカルスト台地を縫ってお伽噺 に出てくるようなクルカ川沿いを 川口に向け下ると、港町シベニクに出ま す。このクレシミル王の町は、 アドリア海 中部で最も奥まった自然の湾に面してい ます。この緑のルートには、 中世の集落 が点在し、 222種の鳥が棲み、 クロアチア 唯一の鷹センターがここにあります。七 つの滝が冷たい水しぶきをあげています が、 見所はロシュキ滝とスクラディン滝の 二つです。この美しい自然を人間の手に

なる二つの建造物が飾っています - 東 方正教の聖大天使教会とヴィソヴァツ修 道院です。このフランチェスコ会修道院 は、 エメラルド・グリーンの湖面に浮かぶ 小島ヴィソヴァツに佇み、貴重な蔵書や 美術品や記念品を納めています。昔の 高名な戦士の剣も展示されています。こ こは湖と言っても、 クルカ川が膨らみ美し い湖状になっているところです。

国立公園 コルナティ群島 - 地中海で最も群集し た群島 クルカ川 - 自然カルスト現象

自然 クラパニ島 - クロアチアで最も低い海抜に ある集落の島

探訪 シベニク - 聖ミカエル、聖ヨハネ、 シュビチェヴァツ、聖ニコラの砦 ヴィソヴァツ島 - フランチェスコ 会修道院

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文化遺産 聖ヤコブ大聖堂(シベニク) - 15-16世 紀のルネサンス大聖堂、 ユネスコ世界文 化遺産 ブリビル考古学発掘現場 - 16-17世紀 スパス山上の砦(クニン) - 9世紀 オイカニェ歌唱 - 無形文化遺産緊急保 護リスト

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[ 1.3.7.8.シベニク 2.クルカ 4.プリモシュテン 5.ヴィソヴァツ 6.コルナティ ]

一千年の歴史を もつ町の文化遺産  

ベニクの名はクレシミル王が1066 年に出した文書に初めて登場しま すが、 クロアチア人が一千年前に築いた 町で、 それゆえクレシミル王の町と呼ばれ ています。旧市街の通りや路地や広場を 散策し、 そこここに現れるダルマチアの貴 重な芸術作品の数々に触れてみましょう。 夏なら、 これらの通りや広場は、 世界でこ

こだけの世界子供祭りや、 ダルマチア歌 謡曲の夕べや彩り鮮やかなシベニク中世 祭などの舞台になっています。 シベニクは、 いくつかの要塞が見下ろす 町、パラシュートの発明者F.ヴランチチ の生誕地、15世紀ゴシック・ルネサンス 建築として有名な聖ヤコブ大聖堂が白 く輝いている町です。この大聖堂は、 ブ ラチュ島とコルチュラ島からの白い石を 建材として、 独特の工法で組んだ構造で、 ユネスコ世界文化遺産になっています。 この工法は、地元の建築師J.ダルマティ ナツの編み出したもので、 ヨーロッパ建 築史の中でもユニークなものです。建

物をよくご覧になれば、色々な面が見え てきます。時は15世紀、 クレーンやホイ ストがなく、高度な建築工法をまだ知ら ない時代。 丸天井を見上げれば木や 煉瓦が使われてなく、各々何トンもする きれいな石材だけで組まれているのが 見えます。石材は石造横ばりに彫った 溝に嵌めこまれているだけであり、見事 な技です。一方、聖堂後陣の外壁には、 当時のシベニク市民71の頭像が並んで います。この聖ヤコブ大聖堂が、 ダルマ チアで最も美しく、 クロアチアで最も印 象的な宗教施設であることがお分かり になるでしょう。 ダ ル マ チ ア シ ベ ニ ク 地 域

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ダルマチア料理の 素晴らしい味

の地域の美味を見逃しては怠慢と なりましょう。 特に、 緑のクルカ川が アドリア海に注ぐ湾で採れるムール貝は 逸品です。 近くのプリモシュテン産のワイ ン バビチ を愛でながらのお食事は、 忘 れがたいものになるでしょう。 そしてまた、 このプリモシュテンのブドウ畑! 石だら けの痩せた僅かばかりの土壌を北風ボラ から守るために、 石垣を積んで囲い、 心血 を注いでブドウを育てあげます。 これは、 この地域の人々の勤勉な手による献身、 技、 努力の結晶なのです。 このブドウ畑の 絵は、 ニューヨークの国連ビルの玄関に 展示され、各国語で説明されています。

観光プラス

ダルマチア - シベニク地域

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ラフティング(クルカ川)、バンジ ー・ジャンプ(シベニク大橋)、釣 り、 ヨット クニン

美味 ドルニシュの生ハム、赤ワイン バ ビチ (プリモシュテン)、スクラディ ン・ケーキ

コルナティ ヴォディツェ プリモシュテン

シベニク

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大自然が言葉だけ ではないところ 2

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ダルマチア - スプリト地域 西

暦三世紀末、 当時知られていた世界の全てを統治する者、 ローマ 皇帝ディオクレティアヌスが自分の余生を過ごす場として邸宅を 建てようと決めた時、土地の選定に迷うことはありませんでした。ダルマ チアの真只中、海側は島々が幾重にも取り巻き、陸地側は山々に遮られ たアスパラトス湾の岸辺を選んだのです。今のスプリトがアドリア海域 の地図上に初めて現れた瞬間です。


ダルマチア - スプリト地域

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ダ ル マ チ ア ス プ リ ト 地 域

[ 1.ボル(ブラチュ) 2.3.4.スプリト 5.ドゥボヴィツァ(フヴァル) 6.スィニ ]

ィオクレティアヌス皇帝の新しい宮殿 は、当時六万の人口を抱えるダルマチ ア属州の首府サロナからほんの6kmの所で、 堅固な塁壁と砦塔で囲んだ中にはいくつか の寺院、邸宅、浴場、兵営を配した一大施設 でした。それは、当時の建築の常識をはるかに超えたすば らしいもので、今でもクロアチア最大の古代ローマ記念建 造物になっています。 この施設は1700年間も存続してきましたが、今や当初の姿 はかなり変わってしまい、他の建造物や美術品が付け加わ っています。皮肉なことに、 この最後の異教徒ローマ皇帝の 大霊廟は、彼が迫害し殉教させた聖ドムニウスに後代が献じ た大聖堂に変身してしまっています。

この大聖堂入口の扉はくるみの木に彫ったすば らしい彫刻で飾られていますが、 それは彫刻師 A.ブヴィナの1214年の作品です。塁壁内のデ ィオクレティアヌス宮殿は、 多くの市民たちの稠 密な居住空間に変貌してしまってはいますが、 長年月の侵食に耐え今も魅力的な石造宮殿の構造を保って います。かつての宮殿の敷地は、 今では、 飲食店が通りのあち こちに並び、 歌声が響き、 スィニの町のアランバシチなど山海 の郷土料理やダルマチア赤ワインを味わう人々で満ちていま す。その一画には、 地元民が 世界最小の通り と自認する路 地があり、通してね という奇妙な名がついています。 スプリトの魅惑的でユニークなこの旧市街中心部は、 ユネス コ世界文化遺産になっています。

ローマ皇帝の 壮大な都市


[ 1.3.4.7.スプリト 2.10.ヴィス 5.トロギル 6.8.9.フヴァル ]

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地中海の魅力

暖な地中海の魅力に包 まれたスプリトは、豊か な歴史が香っていますが、 それ は何も博物館や宮殿や教会の 中だけでなく、古代ローマから ずっと、外の列柱広場や石造 屋敷などにも染みこんでいるの です。本物の地中海らしさと言 うことになれば、 それは、賑やか な飲食店、通りの角っこのざわ めき、広場や路地、美しい海岸 通りなどに溢れています。白い 石畳の通りを海岸まで行き、 そ こに繋がれたまま静かに揺れ るボートを眺めていると、 この

街が、 あの有名なローマ皇帝 と彼に処刑された聖人の記 憶に満ちた場所であることが お分かりになるでしょう。 この街の特徴を他に挙げれ ば、歌、強いスポーツ選手た ち、 それに自称世界一の美人 たちです。スポーツは、 ウイン ブルドン大会の覇者、 オリンピ ックのメダリストたち、NBAリ ーグのスター選手たちが目白 押しです。美人について、 疑い をお持ちの人は、 スプリト海岸 通りを少し歩いてみられること をお勧めします。

文化遺産 ディオクレティアヌス宮殿(スプリト) - ユネスコ世界文化 遺産 トロギル旧市街 - ユネスコ世界文化遺産 古代都市サロナ(ソリン) - 古代ローマ・ダルマチア属州の 首都 フヴァルのルネサンス調の中心部 - 聖ステファン大聖堂、 ロッジャ、塔、武器庫、1612年建造の劇場 古代ギリシャ人の開いた区画農地 - フヴァル島のスタリ・ グラド (ユネスコ世界文化遺産) スィニ聖母聖地 - ダルマチア地方最大のマリア聖地 フヴァル島の宗教行進 十字架に従いて - ユネスコ世 界無形文化遺産 フヴァル島のレース作り - ユネスコ世界無形文化遺産 シニュスカ・アルカ - ユネスコ無形文化遺産代表リスト

観光プラス ワイン街道、 サイクリング、乗馬、 ラフティン グ、 パラグライダー、狩猟、釣り

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博物館の町 の美術の宝庫 る研究熱心な歴史家が何百年か 前にトロギルの中心部を実測し記 録しているのですが、 それによれば、 旧市 街はほんの750歩ほどで終わってしまい ます。しかし、 この石造の町は実に均整 がとれており、 歴史の豊かなことはこの町 の規模からは想像できないほどです。こ

の中心部がユネスコ世界文化遺産にな っていることからも、 それはお分かりにな ろうかと思います。この町全体が資料館 だと言われる所以ですが、 一例を挙げま すと、 トロギル大聖堂の正面入口(1240 年ラドヴァンの作)、 ルネサンス様式のロ ッジャ、一千年前に創設された聖ニコラ

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修道院とそこに残っているカイロスの浮 彫りなどが詰まっているのです(カイロス は紀元前四世紀のギリシャの幸運の神) 。トロギルは、 このように美術の宝庫であ ると同時に、 現代芸術の生きた舞台でも あります(若い歌手の国際テノール大会 が毎年開かれます) ダ ル マ チ ア ス プ リ ト 地 域

6 ダルマチア - スプリト地域

青と大自然の完璧 なハーモニー

セニ トロギル

スプリト

なる大自然は中部ダルマチアに 内の大聖堂や建物向けに供給するだけ マカルスカ ブラチュ ボル とても優しく、香しい松林の並ぶ でなく、外国の多くの著名な建造物にも フヴァル 美しい海岸と小石の浜を与え、点在す 送り出してきました - ワシントンのホワイ ヴィス る美しい島々で海原を飾ってくれていま トハウス、 ウイーンとブダペストの王宮や す。マカルスカ・リヴィエラの上にはビオ 国会議事堂など。風の島と言うのは、 陸 コヴォ山の威容が聳え立ち、 頂上からは に向けてすばらしい風が吹いているから 北両岸に主な町があり、 ヨーロッパでも 夏のすばらしい日の出を拝み、 アドリア海 で、 特にフヴァル島側の海峡、 それもズラ 初期の1612年に創設された劇場、 武器 の果てまで遠くの島影を望むことができ トニ・ラトの浜辺はサーファーのメッカで 庫、 ヘクトロヴィチ���砦、 幾世紀の間につ ます。そこには野生の山羊シャモアも生 す。この有名な砂浜の姿は、風と波によ るつるになり陽光に輝く石畳の路地…  息しています。スプリト諸島で最大の島 り常時変わっています。 フヴァルが人々を惹きつけているのは、 調 はブラチュ、 ここは石と風の島として外国 陽光の溢れるフヴァル島は世界ベスト10 和した歴史と美術なのか、 あるいはラヴ でも知られています。この島では、 大昔か に最近挙げられた島で、 ダルマチアの島 ェンダーの芳香に満ちた美しい大自然 ら熟練石工が良質の石材を切り出し、 国 々の中でも人気の魅惑の島です。島の南 なのか、 曰く言いがたしです。

自然 ツェティナ川 - 景勝地、全長105kmの清流と川 口の町オミシュの渓谷は、 ラフティングとカヌー愛 好者の楽園 ビオコヴォ自然公園 - クロアチア海岸部の山脈の 最高峰、動植物が豊か ズラトニ・ラト(金の角) - 景勝地 ラヴニク島、 ドニャ・ブレラ、パクレニ諸島(フヴァ ル) - 景勝地 モドラ洞窟とメドヴィディナ洞窟(ビシェヴォ島) - 面白い地形 ヴラニャチャ洞窟(モソル山) - 面白い地形 赤湖と青湖(イモツキ) - 面白い地形

美味 ダルマチアのパシュティツァダ、 ルガニゲ・ソーセー ジ、 スィニのビーフ・ロールキャベツ アランバシチ 、 ヴィス島の薄パン、 フヴァル島の胡椒クッキー、 ブラチュ島のワイン入りミルク スムティツァ 、 フヴァル島のワイン ヴガヴァ と プランチチ

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言葉では言い 尽くせないところ


ダルマチア - ドゥブロヴニク地域

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ダ ル マ チ ア ド ゥ ブ ロ ヴ ニ ク 地 域

ダルマチア ドゥブロヴニク地域

[ ドゥブロヴニク ]

の世で天国を求める者はドゥブ ロヴニクに行かれよ と、 バーナ ード・ショウが書いています。旧市街は 全長1940mの塁壁で周囲を固め、 国内 外でアドリア海の真珠とも呼ばれ、 ユネス コ世界遺産として保護されています。こ の町はクロアチア最南端に位置し、最良 の建築家や芸術家たちが幾世紀もかけ て丹精に築いた遺産に囲まれています。 温暖な地中海性気候の中で育つ植物 は、地元のものだけでなく、亜熱帯のレ モン、 オレンジ、 ミカン、椰子、 リュウゼツ ランなど多様で、ルネサンス様式の公 園や中世の石造邸宅や静かな修道院 の庭に咲き乱れています。


人々が平静でいられない街 、 ドゥブロヴニクは地中海の小さ な海運通商国家で、世界の80 以上の都市に領事部を置き、 ヴェネツ ィアに匹敵する700隻の商船を保有し ていました。 聖ヴラホの守護を受け、 騎士オルランドの石柱に翻るリベルタ スの旗印の下、 ドゥブロヴニクはユニ ークな姿を見せています。目抜き通り プラツァは、何百年ものあいだ人々の 通行により磨かれた石畳が滑らかに 輝いています。 オノフリオ大噴水から市庁舎鐘楼、 スポ

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文化遺産 ドゥブロヴニク旧市街 - 地中海域で有数の 魅力的で有名な街、 ユネスコ世界文化遺産 ナロナ - ヴィド村にある古代都市遺構、 メト コヴィチの近く ストンの塁壁 - 14世紀の防壁で全長5.5KM コルチュラ - マルコ・ポーロの町、地中海域 で最も往時の姿を残した中世都市 ツァヴタトの旧中心部 - コナヴレ地方の文 化・観光の中心地 : ラチチ家の霊廟、画家 V.ブコヴァツの生誕地、元首官邸、 ソコル砦 (ドゥブロヴニクの)聖ヴラホ祭 - ユネスコ 世界無形文化遺産

ンザ館や元首官邸の金線細工のような ゴシック・ルネサンス正面、 バロックの聖 ヴラホ教会、 聖母被昇天大聖堂、 聖イグ ナチオ教会とイエズス会学院、 これらの どれを見てもすばらしいの一語に尽き ます。 そして夏になると、 ドブゥロヴニク は輝きをいっそう増し、恒例の夏の祭 典が旧市街全体を世界でも有名な魅 惑の舞台に変え、不幸なデンマーク王 子の永遠の煩悶が高さ37mの岩塊に 建つロヴリェナツ要塞から聞こえてき ます。 永らえるべきか、死すべきか ハ

ムレットの叫びは、 この場所からだと特 に大きく響いてくるのです。 市壁の上からは、 エラフィテ諸島の姿を 望むことができ、 これらシパン、 ロプド、 コ ロチェプなどの島々は青い海面に宝石 のように浮かんでいます。 ここにはかつ て鹿が棲んでいたので、古代ギリシャ 人は鹿を意味するElaphosという名を 群島に与え、 これがエラフィテになった のです。美しい砂浜に囲まれて、亜熱帯 植物、 松林、 オリーヴ林が続く景観は、 昔 のままの地中海そのものです。


ダルマチア - ドゥブロヴニク地域

[ ドゥブロヴニク ]

ダ ル マ チ ア ド ゥ ブ ロ ヴ ニ ク 地 域

コルチュラ ペリェシャツ ラストヴォ

ムリェト ドゥブロヴニク ツァヴタト

探訪 塁壁とミンチェタ塔、 ロヴリェナツ砦、 スポンザ館(ドゥブロヴニク) ゴシック・ルネサンス様式の夏の別邸 (ペリェシャツ半島からコナヴレまで) フランチェスコ会修道院(オレビチ) 元首官邸(シパン港) フランチェスコ会修道院(ロジャト)

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国立公園

自然

ムリェト島 - 地中海性植物が多く茂 る、大湖の小島に佇む12世紀のベネ ディクト会修道院

トルステノ樹木園 - 造園公園 ネレトヴァ川デルタ - 特別保護区(魚類・鳥類) マリストン湾 - 自然特別保護区、保護海域 ロクルム島 - 森林植物特別保護区 ヴェラ・スピリャ(大洞窟の意味)ヴェラ・ルカ - 面白い地形 コチェ(コルチュラ島ジュルノヴォの村) - 森林植物特別保護区 コナヴォスキ・ドヴォリ(コナヴレの邸宅) - 景勝地 ラストヴォ群島 - 自然公園

観光プラス ワイン街道、 ハイキング、 サイクリング、 総合観光保養施設

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島々の 魅惑の歴史 4

ルコ・ポーロがこの故郷の島から terra incongnita(未知の土地)へ 向け旅立った頃、 古代ギリシャ人の植民 集落から騎士道時代の町に変貌しつつ あったコルチュラは、 一種の石造都市計 画にゆっくりと取り掛かっていました。地 元の建築家の巧みな設計は、 実に興味深 い通路の構造を残しています。旧市街の 通路の配置が魚の骨状の構造になって おり、 このため夏は快適です。朝夕は黄 金色の太陽が照りつけるものの、 日中は 暑さがそこを逃げていくのです。 コルチュラの雰囲気を味わってみたい とお考えなら、七月の風に乗っておいで ください。国際歌謡ワイン祭、騎士トー ナメント、 16世紀の衣装をつけた剣舞な

5 ダルマチア - ドゥブロヴニク地域 8

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どの催事が待っています。モレシュカと いう剣舞は、東方の白王と黒王の闘い がモチーフの群舞劇です。九月初めに は中世ヴェネツィアとジェノアの大海戦 が再現され、 マルコ・ポーロがジェノア に捕われます。

リェシャツ半島とストンの町は昔 ドゥブロヴニク共和国の領土で、 共和国守備の要になっていました。スト ンの山腹には、全長5.5kmの塁壁を今 でも見ることができます。南国の暖かい 気候に包まれたペリェシャツ半島は、 ワ イン愛好家の王国、 クロアチア・ワインの 最高峰ディンガチの産地です。 オレビチの町は、コルチュラの町を対 岸に望む18世紀の海運センターです が、美術史家にも興味ある土地です。 石造邸宅や別荘の玄関は船乗りたち の栄華の跡を見せており、 その庭には

彼らが何世紀もかけて世界中から持 ち帰ったエキゾティックな樹木や植物 が茂っています。オレビチは、実に記憶 に残る町です。 る島で妖精カリプソに捕われた オディッセウスの伝説を聞き、名 高いオギギアとはどんな所だろうかと思 い巡らす人は、 ムリェト島に行かれるこ とをお勧めします。 クロアチアの南部にあるこの島では、 世界で最も美しいお伽噺の本の数々 に載っているような風景に出会うでし ょう。島の中に湖があり、その湖の中 に小 島があって、そこに1 2 世 紀の修 道院が静かに佇んでいます。カリプソ は現れないかもしれませんが、 この情 景はあなたの心を捉え、 そこを離れた くなくなるかもしれませんね。

[ 1.ストン 2.8.11.ムリェト 3.4.5.6.7.コルチュラ 9.プラト 10.エラフィティ 12.ロプド ]

美味 熱 鍋での子 羊・子 牛肉料 理、鰻・蛙ブロデット(ネレト ヴァ・デルタ地帯)、 ストンの 塩、 牡蠣、 ムール貝、 コトニャ ッタ、 ケーキ マンタラ アラ ンチツァ (コナヴレ地方)、 みかん、 レモン、ペリェシャ ツ半島の赤ワイン ディンガ チ ポストゥプ 、 コルチュラ 島の白ワイン ポシプ グル ク、 コナヴレ地方の ドゥブ ロヴニク・マルヴァジア

ダ ル マ チ ア ド ゥ ブ ロ ヴ ニ ク 地 域


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[ 1.2.プリトヴィツェ ]

リカとカルロヴァツ カルロヴァツ

オグリン セニ パグ ゴスピチ ノヴァリャ

のような景観の地にようこそ。 あなたの前に広がっているの は、美しい緑の世界です。海岸から ほんの10kmほど内陸に入っただけ で、 そこはもう清浄な環境、 そして保 護された自然公園がたくさんあり、 静謐で穏やかなオアシスです。 この 地域には、国内外からの訪問者が 年々増えています。

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リカとカルロヴァツ

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リ カ と カ ル ロ ヴ ァ ツ

大自然とのロマンティックな調和 滝の昔と今

昔、 ここは先住イリリア人ヤポデ 族の世界でした。今はリカ地方 の素朴な緑の、ほとんど神話のような 自然界が広がっていて、絶滅稀種の鳥 や熊や狼をはじめ、デゲニア・ヴェレビ ティカのような固有植物の世界になっ ています。 この素晴らしいリカの自然界 は、世界的な発明家N.テスラの出身地 でもあり、生まれ故郷のスミリャン村に は、彼の生誕150年を機に記念館が開 かれています。 ここにはまた、有名なプリトヴィツェ湖が あります。 これは八つの国立公園の中で 最初に指定された公園で、 国内外で最も

人気があります。総標高差150mにある 大小16の湖が様々な滝で上から順に繋 がっていますが、 この現象は石灰華の 働きによる堰堤が作りだしたものです。 美しい公園内には、渓谷と様々な洞窟 があり、深い森林や草原には多様な植 物が育ち、多くの動物が自然の状態で 棲んでいます。訪れた人たちは、 ここで 湖岸連結バスや電動ボートに乗り、静 かな湖岸に続く遊歩道を散策します。 この公園はクロアチア唯一のユネスコ 世界自然遺産ですが、指定されたのは 世界で最初期の1979年です。 プリトヴ ィツェ湖は大自然が作り出した比類な

い傑作と言えましょう。 伝説の 無法者 たちハイドゥクに興味の ある方は、海岸の町セニとそのネハイ館 をお訪ねください。 これは16世紀に建っ たルネサンス砦で、 現在はセニ海賊のユ ニークな博物館になっています。  白亜のパグ島もお勧めです。 本土に沿っ て浮かぶ細長い島の北半部はリカ・セニ 県に属し、観光客の拠点ノヴァリャやパ ーティ浜ズルチェ、 20kmも続く砂利浜な どが人気です (島の南半分はザダル県) 。 パグ島は、石と塩の島と呼ばれて昔か ら有名で、青いアドリア海に白くくっきり と浮かんでいます。


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自然

文化遺産

ドラガニチ森林 (クレク山とモドルシュ村)、 大カペラ山地と小カペラ山地 ヤスィコヴァツ森林公園(ゴスピチ) ツェロヴァツ洞窟(グラチャツ) バラチ洞窟(ラコヴィツァ) ヴルロヴカ洞窟(カマニ) ラストケ (スリュニ)―おとぎ話のようなこの村 で青緑の小川スリュンチツァがコラナ川に注 ぎ、水車小屋がある。 クレク山 ―素晴らしい景観 シュティロヴァチャ ―ネズ樹林など自然の 宝庫 グラボヴァチャ洞窟公園 ―ペルシチ近く リカ川の渓谷 ルン ―この地方最古のオリーヴ園

クラスノ聖母巡礼地 − リカ地方最大のマリア 聖地 秘跡の聖母巡礼地 − オシュタリャマイツ スタリ・ドレジュニ − クラコヴ近くの町 スヴェティツェのパウロ会修道院 パウロ会修道院 − カメンスコ カルロヴァツ市博物館 テスラ記念館、世界的な発明家N.テスラ生誕地 のスミリャン村 ペルシチの15世紀のトルコ塔 −リカ地方に残 る唯一のトルコ塔 緑の山野に佇む城市 (ドボヴァツ、 オザリ、 ボシ リェヴォ)、修道院 (フランチェスコ会、 パウロ会、 ドミニコ会 ) ネハイ砦(セニ) − 16世紀のルネサンス砦、現 在はユニークな海賊ウスコク博物館 オグリンのフランコパン城 ―城内の展示場に は登山関係の展示と作家I.B.マジュラニチの 記念室がある カルロヴァツの六尖星型市街 - ルネサンス様 式の市中心部 パグ島のレース作り - ユネスコ世界無形文 化遺産

国立公園 プリトヴィツェ湖 - ユネスコ世界自然遺産 北ヴェレビト - ユネスコ世界生物保護区

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ルネサンスの町 カルロヴァツ

リカとカルロヴァツ

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グレブの南西にあるカルロヴァ ために築かれた要塞が起源ですが、 界を辿るのも面白いでしょう。 クレク山 ツの町は、ルネサンス風の都市 現 在は交 通の要 衝であると同時に、 に棲むという魔女や妖怪たちに出会う 計画に基づく六尖星型の区域を中核 様々なレクレーションの一 大 拠 点に かもしれませんよ。 にもち、オスマントルコの猛攻を凌い なっています。 だ要 塞を備え、波 乱の歴 史をもつ町 です。内陸のこの美しい町は、中世に 鬱蒼とした森林に覆われた大カペラ オスマントルコの西進から中欧を守る と小カペラの山々を遠くに望み、四つ の川が 流れ 込む町カルロヴァツとそ の周辺は、活動的な休日に最適の地 方です。川は澄んだきれいな水を湛え て流れ、水泳、ボート、 ラフティング、カ ヌー、釣りに絶好の場です。森林の小 道を四輪バイクで駆け、県内11のサイ クリング・コースを爽やかに走り、乗馬 を楽しみます。

巨大なクレク山の麓をムレジュニツァ 川とドブラ川が流れ、 その深いジュリン 断崖にはフランコパンの古城が建ち、 オグリンの町はおとぎ話の舞台そのも のです。 クレク山はクロアチア登山のメ ッカですが、山中のおとぎ話の小道を 歩き洞窟や妖精の池などを経て、 マジ ュラニチが書いた 大昔のお話 の世

リ カ と カ ル ロ ヴ ァ ツ

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探訪 スポーツ: ラフティング、 カヤック、 サイクリン グ、登山、写真撮影、狩猟、乗馬 スキー:ビェロラスィツァのクロアチア・オリン ピック・センター

美味 リカ地方のジャガイモと子羊肉グリル

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中部クロアチア 夏

の暑さや地中海世界の賑やかな 雰囲気からふと逃れて、大昔から の森林やブドウ畑や河川の流れる緑の 丘陵での牧歌的な休暇をお求めでしょ うか?内陸部の静かで落ち着いた雰囲 気に点在する、 ロマンティックな中世の 町や夏の別荘、 温泉保養地や巡礼地な どでしょうか? そんな時は、ザグレブを 取り囲む中部クロアチアがお勧めです。

チャコヴェツ ヴァラジュディン レポグラヴァ クラピナ

ルドブレグ コプリヴニツァ クリジェヴツィ

マリヤ・ビストリツァ ビェロヴァル ダルヴァル スィサク

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[ 1.ジュンベラク 2.トラコシュチャン ] 1

ロマンスの色が緑のところ


中部クロアチア

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中 部 ク ロ ア チ ア


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・ザゴリェ地方を先ず 中部クロアチアの フルヴァツコ 見てみましょう。 そこは、なだら かに続く丘陵と川が織りなす絵のよう 町々での な世界です。 牧歌的な楽しみ トゥヘリ、ストゥビツァ、クラピナに温泉 郷があり、屋内外のプールや保養宿泊 施設が整っています。クラピナの町に は、有名なクラピナ原人の痕跡が展示

文化遺産 トラコシュチャン城 - クロチアで最もロマ ンティックで美しいと評判の城 ヴァラジュディンの町 - 華麗な教会・邸 宅・領主館や有名な霊園のあるバロック 文化の町 ズリンスキ城(チャコヴェツ) - ズリンスキ 家所領旧市街にある重要な史跡、城内に メジムリェ博物館がある カルニク - 中世都市の遺構 ジュルジェヴァツ - 中世要塞と貴重な文 化遺産 ヤンコヴィチ伯城(ダルヴァル) - 1771-78

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されていますが、 ここが世界地図の上に 現れるようになったのは、D.ゴリャノヴィ チ・クランベルガー教授が1899年に市 内のフシュニャコヴォで更新世の人骨を 発見してからです。これは学会で言うホ モサピエンスのネアンデルタール人です。 このフルヴァツコ・ザゴリェ地方は、 フラ ンスのロワール川流域に次いで城館の

年建造のバロック様式の城 シサクの要塞 - 保存状態の良い中世要塞 クロアチア・ザゴリェ地方の伝統的な木の 玩具作り - ユネスコ世界無形文化遺産 レポグラヴァの町のレース作り -  ユネスコ世界無形文化遺産 装飾用クッキー - ユネスコ無形文化遺 産代表リスト

-自然公園 スルニ近くのスルシュニツァ 景勝地 オペカ樹木園(ヴィニツァ) 造園公園

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中部クロアチア

多い地方であり、絵のような町やバロッ 毎年八十万の信者が訪れており、 1998 ク城館があちこちに見られます。目を楽 年には教皇ヨハネ・パウロ2世も来訪さ しませた後は、何と言ってもこの地方の れた聖地です。 料理とワインですね。そして、 もし宗教面 に関心がおありで、 クロアチアの聖母マ リア聖域での精神薫陶をお求めなら、 マ リヤ・ビストリツァがお勧めです。ここは、 三百年以上も昔からの聖母巡礼地で、

[ 1.フルヴァツアカ・コスタイニツァ 2.スィサク 3.4.ヴェリキ・タボル 5.6.マリヤ・ビストリツァ 7.ヴァラジュディン 8.ダルヴァル 9.チャコヴェツ 10.ルドブレグ ]

自然

中 部 ク ロ ア チ ア

カルニク - すばらしい風景 ロニャ平原自然公園 - 大自然と伝統建築の面 白い調和 チュレト・ドブラヴィツァ - 植物特別保護区 ヴィンディヤ洞窟(ヴァラジュディン) - 自然景観 ムラ川 - 景勝地 ヴェリキ・パジュト(レグラド) - 動物特別保護区 ラキタ(スィサク) - 鳥類保護区

ジュルジェヴァツ小砂漠 - 植物特 別保護区 ジュルジェヴァツとカリノヴァツの 小砂漠 - 地学・植物保護区 クレク山 - 景勝地 ツルナ・ムラカ - 鳥類特別保護区 ジュンベラクとサモボルの丘陵

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ァラジュディンは、 クロアチアで最 もバロックの雰囲気が漂う町で す。 町には緑が多く、手入れの行き届 いた公園、念入りに設計された庭園、 ヴ ェルサイユ風の生垣に刈り込まれたニ オイヒバの目立つ整然とした市霊園など が、 ヴァラジュディンの盛名を高めていま す。また、 この町は芸術、 工芸、 経済面も 活発で、 九月の二つの祭典はよく知られ ています:ヴァラジュディン・バロックの夕 べとシュパンツィルフェスト祭で、 様々な催 しが通行人を楽しませています。ヴァラ ジュディン地方は、 文化面の活発な活動 や354にのぼる文化遺産に加え、 豊かな 自然環境も残しています。トラコシュチャ ン城(現在は博物館)とその森林公園や、 旧石器時代の面白い地層を示す三つの 洞窟などがあります。これらは、過去数 千年にわたり人間がこの地域に住んで いたことを物語っています。 ヴァラジュディンの近くにルドブレグの町 があります。ここは、 キリストの聖血を祭 った巡礼地で、 クロアチアでは唯一であ り、 また教皇の勅書で創設された聖地 としては世界でも稀な所です。1512年 ベタニィ城の礼拝堂にキリストの聖な る血が顕現した奇跡を受けて、 その聖 遺箱が礼拝対象として正式に認められ たのです。レポグラヴァは小さな町です が、 パウロ会が修道院と教会を創設して 歴史に深い刻印を残しています。そこで 誕生した有名なレースは、 その独創性と 高い質で、 1937年パリ万博で金メダルを 受賞しています。

54 [ 1.2.ヴァラジュディン 3.トラコシュチャン 4.サモボル 5.クムロヴェツ 6.クラピナ 7.ストゥビツァ 8.マリヤ・ビストリツァ ]

探訪

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トロポリェ博物館(ヴェリカ・ゴリツァ) - 先史 時代から現代までの展示(紀元前1万年前の マンモス牙、木造教会や貴族館など) クラピナ・ネアンデルタール博物館 - クロア チアで最も近代的な博物館のひとつ クラピナ・ネアンデルタール発掘現場 - ネ アンデルタール人の発掘品の豊富さにおい ては世界有数 フシュニャコヴォ進化博物館(クラピナ) - 旧 石器時代のホモサピエンスの骨が発掘された 所で、博物館になっている

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中 部 ク ロ ア チ ア


で砂金採りを試みたり、聖マルテ ィン温泉を楽しんだり、乗り捨て サイクリングでコースを走ったり、 ワイン を賞味したりするなら、北のスロヴェニ ア・ハンガリー・クロアチア三国が国境 を接する地、 そしてその中心都市チャコ ヴェツがお勧めです。 あるいは、芸術志向の方々で、 ナイーヴ 画、地方伝統、民俗風習、古い伝統工 芸に関心をお持ちなら、ザグレブの北 東、 ポドラヴィナ地方に行かれることを お勧めします。特に六月は、 コプリヴニ ツァ、 ジュルジェヴァツ、 クリジェヴツィの 町でそれぞれお祭りがあります。 ポドラヴィナとはドラヴァ川流域と言う 意味で、 ビオゴラ山系とカルニク山系の 幸にも恵まれ、 魚や肉類が豊富です。サ イクリングには最適のコースが続いてお り、 ショデリツァ湖やナイーヴ画の揺籃 の地フレヴィネなど、美しい景観の中を 走り抜けます。

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中部クロアチア 4

美味

観光プラス

辛味調味料 サモボル・マスタード 、 サモボ ル・サラミ、 サモボル・カスタード・ケーキ、 サ モボル・リキュール ベルメト 、 おやき添え ターキー肉、そば粥、チーズ プルガ 、 かぼちゃ種油、ザゴルスキ・シュトルクリ、 トウモロコシ粉おやき、 ヴァラジュディン・ロ ール、酪農製品、淡水魚と猟鳥獣肉の各種 料理、 シャンパン酒、蜂蜜酒、果実酒、 白ワイン グラシェヴィナ ピノ

狩猟、釣り、 パラグライダー、 サイクリング、 ハイキング、登山、 カーレース、 ワイン街道、 保養施設 : 多数の温泉プールと保養・療 養施設が点在 - ストゥビツェ、 トゥヘリ、 クラピナ、 ヴァラジュディン、 トプスコなど

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[ ザグレブ ]

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心から感動が 湧きあがるところ


ザグレブ

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ザグレブ

ザ グ レ ブ

クロアチアの 魅惑の首都

り合った丘の二つの小さな中世 の集落が大きくなり、1094年に 司教区が置かれたとの記録が残る町ザ グレブは、 現在クロアチア最大の都市で 首都、典型的な中欧の都市です。旧市 街の邸宅の古典派様式や分離派様式 には、オーストリア・ハンガリー帝国の 高邁な精神が現れていますが、 同時に、 プラハの景観とは異なっていることに気 づかされます。都心部の文化施設、 立ち 並ぶ喫茶店、 高級料理店、 庭にテーブル を出している料理店、 手入れの行き届い た公園など、 市中のどこを見ても、 ザグレ ブは人間に優しい街であると申せましょ う。都心には広場や公園がいくつもあり ますが、 例えば、 二つの尖塔をもつネオ・ ゴシック大聖堂の塁壁下のリブニャク公 園、 中央広場のすぐ南にあるズリニェヴ ァツ公園などが挙げられます。ズリニェ ヴァツ公園は、緑のレヌツィ馬蹄型公園 とも呼ばれ、 その周囲は市内で最も美し い建物が取り囲んでいます。


首都の探訪は 先ず徒歩で… の探訪は、先ず旧市街を徒歩で 回るのがお勧めです。何世紀に もわたる歴史を歩いてゆっくりとご覧くだ さい。イェラチチ総督広場から出発し、 南東欧でも有数の規模をもつ色鮮やか な青空市場ドラツを覗き、 オパトヴィナ通 りを経てカプトルに出る、 あるいは、石畳 の坂ラディチ通りを少し昇り石の門から 聖マルコ広場に出る;ここはかつての町 民の町グラデツの中心部で、同名の教 会が鮮やかな屋根の下に姿を見せて おり、広場を挟んでかつての総督官邸 (今の政府官邸)とクロアチア議会が向き 合っています。このグラデツの高台から は、 市内の眺望を楽しむことができます。 一方、 便利な路面電車で探訪するのも、 お勧めです。路線網は市内全域をカバ ーしており、生き物の心臓のように昼夜 絶え間なく動いています。この 現代の 花馬車 の窓から見る市内各地の姿は、 忘れがたい思い出になるでしょう。ザグ レブには、約30の博物館、14のギャラリ ー、12の美術展示場、大きな動物園が あり、首都圏人口は百万人近くになっ ています。ザグレブは真にクロアチアの 首都と呼ぶにふさわしい街であり、 あら ゆる面で訪問者を魅了するものを秘め ているのです。

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文化遺産

探訪

聖母マリア被昇天大聖堂 - 11世紀 からあった教会が1880年の大地震 で損壊した後に再建されたネオ・ゴ シック大聖堂 聖マルコ教会 - 14-15世紀のロマ ネスク・ゴシック様式 石の門とロトルシュチャク塔 - 13 世紀の塁壁の一部 クロアチア国立劇場 - 1895年のネ オ・バロック様式、 フェルナーとヘル マーの設計

ケーブルカー - アッパータウンとダウンタウン を結ぶ世界一短い路線 ミマラ博物館 - 大収集家A.トピチ・ミマラが 膨大な収集品をクロアチアに寄贈したもの メドヴェドニツァ自然公園 - ハイキング・登山 道、 頂上付近のスリェメ・スキー場、 山峡、 洞窟、 滝、 カルスト山地の景観 現代美術展示館(ザグレブ)- 始まりも終わ りもない現代美術の刺激的なストーリーが、 展示物の動き、変化、はかなさや不確かさを 際立たせるダイナミックな展示スペースで繰 り広げられる


[ ザグレブ ]

ザグレブ

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ザ グ レ ブ


ザグレブ

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の北に衝 立のように聳える標 高 1030mのメドヴェドニツァ山一帯は 自然公園ですが、 その頂上スリェメは2005 年から FIS雪の女王杯スキー国際大会 の 会場になっています。市の南部を流れるサ ヴァ川の水を引いたヤルン湖は、 様々な種類 のレガッタ国際競技コースになっており、 ヤ ルン一帯にはスポーツ・レクレーション施設 が並んでいます。また、 ザグレブ屋内テニス 国際大会も近年始まりました。このように、

ザグレブは、 オペラ、 バレー、 演劇、 コンサート といった文化面だけでなく、 スポーツ面でも 国際大会開催地として国際的に認知される ようになっています。さらに、 もしあなたが旅 の思い出に万年筆で絵葉書を書いて出され るとか、 何かメモされる際に、 ご留意いただき たいのは、 その万年筆とシャープペンが誕生 したのはこの町だということです。発明者の S.ペンカラは、 このザグレブの町を歩きなが ら想を練ったのです。


ザ グ レ ブ

観光プラス スキー、 ハイキング、登山、会議と観光

美味 おやき添えロースト・ターキー、 シュトルク リ、ベーコン・ジャガイモ入りシチュー、 キャベツ添え自家製パスタ、 ザグレブ風 カツ、 コテッジ・チーズ、 ドーナツ

[ ザグレブ ]

ザグレブ

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地平線がいつも黄金色のところ

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スラヴォニア


ス ラ ヴ ォ ニ ア

スラヴォニア

かな水量をもつ河川ドラヴァ、 サ ヴァ、 イロヴァ、 ドナウなどに形作 られたスラヴォニアは、何世紀ものあ いだ貴重な宝を守ってきた神秘的な 地方です。 肥沃なパンノニアは、広大な黄金色の 平原を生み、河川は何世紀ものあいだ 大地を満たして樫や楢の樹林や二千

種以上の草花を育ててきました。スラ ヴォニアは人類が八千年以上にわたり 耕してきた土地なのです。この辺り一帯 の土地はパンノニア海が三億七千万年 前に後退して現れたもので、 溶岩性のパ プク山がその誕生の経緯を雄弁に語っ ています。 スラヴォニアはまさに約束の 地なのです。

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大昔からずっと 祝福されてきた 黄金の谷

西

暦一世紀にローマ帝国に組み 込まれてから、 スラヴォニアは二 人の皇帝を出しています、有能で武勇 の誉れ高いヴァレンティニアヌスと弟の ヴァレンスです。二つのローマの道がこ こを通っていましたが、 一つはオスィイェ クから東方の属州へ、 もう一つはAque Balissae(現在のダルヴァル)と肥沃な農 業・ブドウ栽培地方(���在のポジェガ、 ジ ャコヴォ、 ヴィンコヴツィなど)を結ぶ道で

す。穀物とブドウ両方の生産地である ことから、 ローマ人はこの地方をVallis Aurea(黄金の谷)と呼んでいます。クテ ィェヴォは、 ヨーロッパ最古に数えられる ワインの産地です。もし太古の夜明けの 穏やかな姿を求めていらっしゃるなら、 ス ラヴォニアがちょうどそのような所です。 そこでは、 朝が近づくと、 広い川の流域一 帯に靄が漂うなか、暗闇が徐々に薄れ、 大地が荘厳な姿を現すのです。

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[ 1.2.3.5.7.コパチュキ・リト 4. オスィイェク 6.パプク 8.ジャコヴォ 9.ヴコヴァル ]

自然

探訪

パプク自然公園 - 固有の生物と特異な地学 現象 コパチキ・リト自然公園 - ユニークな湿地帯、 鹿 や猟鳥獣の棲息地、鳥類保護区、魚の産卵地 ガイナ(スラヴォンスキ・ブロド) - 景勝地 ラディシェヴォ(ジュパニャ) - 森林植物特別 保護区 エルドゥト - 景勝地 白ポプラ(ヴァルポヴォ) - 自然景観 ヴィロヴィティツァ - 美しい造園 スパチュヴァ - 景勝地

リピツァ馬牧場(ジャコヴォ) - 13世紀創 設の貴重な馬飼育場 ヴコヴァル - バロック時代のフランチェ スコ会修道院、聖フィリプ・聖ヤコブ教会、 エルツ城 ジャコヴォ - バロック大聖堂と司教館 ヴァルポヴォとドニ・ミホリャツ - バロック 様式の城 プランダウ・マイラス と プラン ダウ・ノルマン ポジェガ - 14世紀の聖ラヴロ教会

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ス ラ ヴ ォ ニ ア

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スラヴォニア

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スラヴォニアと バラニャの町々

文化遺産 ブロド砦と修道院(スラヴォンスキ・ブロド) - 18 世紀の砦でクロアチア最大級、 バロック時代のフ ランチェスコ会修道院 オスィイェク トヴルジャ - 町のロマンティッ クな中心部 オデスカルチ城と中世の防壁(イロク) - ルネサ ンス造園、 ツァピストラノ聖ヨハネ修道院教会 ペヤチェヴィチ城(ヴィロヴィティツァ) - 1804 年建造のバロック古典派様式、庭は自然保護 景観 ゴリャニ村の 王妃たち の春のパレード -  ユネスコ世界無形文化遺産

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こでは、住民たちは母なる大地 を崇敬していて、その表情には スラヴォニア人であることの誇りが現 れています。 さて、先を急ぎましょう。皆様を待って いるのは、 オスィイェク、 ヴィンコヴツィ、 ポジェガ、 スラヴォンスキ・ブロドからヴ コヴァルやイロクに至る地域に散在す る中世の堅固な要塞、修道院、バロッ 6

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クなどの城館。ジャコヴォでは、地元産 のリピツァ馬が悠然と草を食み、 コパチ ュキ・リト自然公園では珍しい鳥たちが 集って巣を作り、 雁が飛び立ちます。 この コパチュキ・リトは、 クロアチアの東端を 流れるドナウ河右岸の広大な湖沼と湿 地帯です。 ドナウ河畔に建つイロクの修道院には、 フランチェスコ会の聖ヨハネ・カピストラ 観光プラス 狩猟、釣り、 ワイン街道、 ハイ キング、 サイクリング、乗馬


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ノが埋葬されています。スラヴォンスキ・ ブロドは国境の要塞の町。 パンノニア地方の中心都市オスィイェク は大学のある学究的な雰囲気の町で、 ノ ーベル賞受賞者を二人出しています。 スラヴォニアの村々の広い通りを行けば、 高価な伝統織物に金糸刺繍を施した民 俗衣装に出会い、おいしい自家製ハム やスラヴォニアのサラミ クレン がテー

ブルを飾り、 自慢の魚パプリカ・スープ が鍋の中で煮立っています。 スラヴォニアがあなたをお待ちしていま す!

スラヴォニア

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[ 1.3.5.ジャコヴォ 2.クティェヴォ 4.6.7. オスィイェク ]

美味 ヴィロヴィティツァ ポジェガ

オスィイェク ジャコヴォ

ヴコヴァル

ヴィンコヴツィ スラヴォンスキ・ブロド

イロク

チョバナツ ‒ 少々ピリ辛のシチュウ、 魚パ プリカ・スープ、 スラヴォニアのサラミ クレ ン、 クレン・セカ - 自家製サラミ、 白ワイン イロク・トラミナツ と グラシェ ヴィナ 、 プラム・ブランディ

ス ラ ヴ ォ ニ ア


[ 1.2.イストラ 3.ニン ]

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ドリア海まで行くのがまだ冒険 だと見なされ、 アドリア海岸まで 丸一日もかかっていた頃から、 キャンパ ーたちは既にクロアチアに何となく惹か れています。そして年々その数は増え続 けてきました。 クロアチアがヨーロッパで最も古いヌー ディストの地であり、 キャンパーたちのメ ッカである理由は何なのでしょうか?  実際、 キャンプ場は、 北はイストラ半島の サヴドリヤ岬から南端ダルマチアのプレ ヴラカ半島まで、全部で526もあるので

大自然に帰る

す。理由のいくつかは恐らく次のような 点でしょう: 汚されていない自然環境に ある八つの国立公園、多くの自然保護 区や自然景観、地中海域で最も入り組 んだ海岸線、群集した大小の島々や岩 礁、安全な入江や浜辺… アドリア海 の東岸、つまりクロアチア海岸は、 これ らがあいまって、大自然に溶けこむこと のできるすばらしい環境なのです。

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クロアチア キャンピング

クロアチアは、海岸部が地中海型の穏 やかな気候の土地ですが、 内陸部は変 化に富んだ景観を見せており、魅力的 な緑の丘陵、起伏にとんだ山岳、山の 急流や平野の大小河川と湖沼、黄金 色のスラヴォニア大平原が続きます。 実に、大自然の造形美の標本のような 環境であり、 キャンプ愛好家には絶好

の場なのです。さらには、七つのユネス コ世界遺産が集っており、 古代からの多 くの歴史文化遺産、 博物館や記念館、 各 地での郷土色豊かな山海の料理と数え ていけば、最適なキャンプ地としての理 由が尽きないほどです。

美味について付け加えれば、高級オリ ーヴ油を使って焼いた魚介類、各地の 土壌で育った豊饒なワイン、内陸部で の様々な肉料理や淡水魚料理など、多 彩な味を賞味いただけます。

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大きな青の物語

タリアとクロアチアの長い海岸 線でヨーロッパ大陸に囲まれ ているアドリア海は、文字通りの地 中海であり、水上・水中を問わずマ リーン・スポーツの天国です。夏の 海面温度は摂氏21-26度、 そしてそ の他の季節の海水温は、 ダイヴィン

[ オディッセウス洞窟(ムリェト島)]

グ水域である海面下20-30mで常 時16-17度です。 アドリア海固有の動植物はまるで海 中サファリの観を呈していますが、 クロ アチアのアドリア海では古代世界の 遺構や難破船さえ見られ、考古学面

でも興味深い海域です。潜水できる 深さに、 大昔の塁壁や岩礁や洞窟の 他、 中世のガレー船や近世の船舶や 航空機さえも沈んでいるのが見えま す。ここは、比較的小さな海域なが ら、美しい大自然から豊かで波乱の 歴史までもが凝縮されている海域 だと申せましょう。


クロアチア ダイヴィング

アドリア海は地中海中央部、 つまり古 代文明の中心部からヨーロッパ中部・ 北部に至る最短の海路でした。その 青い海面下には、幾世紀ものヨーロ ッパ文明の跡が隠されており、発見

されるのを待っています。青い海原で ポセイドンの王国に潜って、滅多にお 目にかかれない静かな景観を味わっ てください。

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現代のオディッセウス

明な青い海面に真珠の粒を撒 き散らしたかのように、1244の 島々や岩礁がクロアチアのアドリア海 に浮かんでいますが、 この海域のヨッ ト帆走をお勧めする1244の理由があ ります。イストラ半島からドゥブロヴニク まで島礁を含め6278kmにおよぶ海岸 線に沿って、島々は互いに10海里も離 れていません。これは現代のオディッセ ウスたちにとりまたとない好条件です。

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航海者は、1500以上の入江、湾、 それ に本土や島の大小の港に停泊し夜を 明かすことができます。クロアチアのア ドリア海域は、 ヨットだけでなくモータ ーボートやのんびりした船釣りにも快 適な環境になっています。 有料のマリーナが全国に50ヶ所ほどあ り、長期契約者や一時停泊者にバース の便宜を提供しています。バースは海上 が一万六千以上、陸上に五千以上あり ます。マリーナは大きな港町から小さな 島の入江まで、 いずれも安全な場所にあ り、技術面のサービスや修理以外に、 良 いレストランやワインバーなどもあって、 ゆっくり寛ぎ、様々な便宜を受けること ができます。 そのほんの一部を挙げれ ば、 ツァヴタト、 ドゥブロヴニクのグルジ ュ、 コルチュラ島のヴェラ・ルカ、 フヴァ ル、 ヴィス、 そしてロシニ島からイストラ 半島までのマリーナです。 アドリア海は古代文化の伝播にとり重 要な海路でした。アドリア海は、大波 や強い海流の少ない静かな海であり、 総体に浅く、最深部で南部の1330m、 透明度が高く海面下50mまでも見え、 海水温は平均16-21度です。沿岸部の 総面積は14万km2 近くにおよびます。 この海域がヨット帆走にとり理想的な 環境であることがお分かりになろうか と思われます。


クロアチア ヨット

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日を十分に楽しまれるには、多く のウエルネス・コースから先ず一 つ選んでゆったりされることがお勧め です。 これは、身体をいたわるだけでな く、草花の芳香があなたの神経を優し く包んで、心を活性化してくれます。 ク ロアチア各地には、立派なウエルネス 施設が整っています。魅惑のアドリア海 域と海岸一帯、 そこからすぐ内陸に続く 静謐な緑の山地、大地の恵みで黄金色 に輝くスラヴォニア平原と、 全国どこにで も豊かで清浄な自然界が広がっていて、 そこには太古の昔から温泉と浴場があ り、人々の心身のバランスを整えるのに 役立ってきました。

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クロアチアのウエルネスでは、本物を大 事にする心で、 ラヴェンダー、 月桂樹、 サ ルビア、 ギンバイカなど地元産の地中海 オリジナル天然素材の製品だけを使っ ています。設備とコースも、 プール、サウ ナ、 ソラリウム、 さまざまな美容マッサー ジ、温泉を使った多様なプログラムをご 用意しており、 いずれも世界最高水準の ものです。 ウエルネス・ティームは優れた

ストレスのない生活

専門家たちからなり、 身体治療専門家、 アロマ・テラピスト、美容師たちが、 お客 様それぞれの要望に沿えるよういくつも のコースを用意しています。 アロマ・テラ ピーで言えば、 ラヴェンダーや 松のエッ センシャル・オイル入りのオリーヴ・オ イル、 それにハニーやチョコレートから 金を使ったマッサージといったユニー クで、 しかもオーダーメイドの対応を受 けることができます。 あなただけのテラ ピーでゆっくり寛ろぐことのできるクロ アチアのウエルネスを旅程に組み込ま れるよう、 お勧めいたします。 


クロアチア ウエルネス

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夢の休日を求めて…


クロアチア 上質な滞在地

光業が世界に登場しはじめた頃 から、 クロアチアはヨーロッパを含 む世界で最高級の観光地として位置づ けられていました。19世紀には、 ヨーロ ッパ貴族階級の観光地としてだけでな く、温暖な気候とあいまって理想的な治 療・保養地としても知られています。 ブリユニ群島を上流階級用の保養地と して開発したP.クペルヴァイザーの先見 の明、 オパティヤと隣のロヴランに建て られた最初のホテルや立派な別荘、 そ こにやって来たオーストリア・ハンガリ ー帝国の皇族貴族たち、 ドゥブロヴニ クの夏の別邸、 ダルマチアの島々の奥 まった場所、そこで英国王エドワード 2

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八世がアメリカ人の同行者シンプソン 夫人との愛を育み王冠を捨てるに至っ たこと… 多くの逸話がクロアチア史の ページに盛られています。ドゥブロヴニ クのいくつもの豪華なホテルやヴィラ・ シェヘラザードの魅力的な庭は、あな たがおいでになり、 そこで寛いでいただ くのを待っています。 1930年代にブリユニ島は、欧米のエリ ートたちがゴルフやテニスやポロを楽し み、孔雀や鹿が歩き回っていて、地中海 域有数のスポーツ観光地としてたいそう 人気がありました。 このコースは、 英米の最高のゴルフ・コー ス設計家たちが細部まで入念に検討し て完成したもので、後になって再開した 時にはその原デザインをモデルにしてお り、再び世界のエリートが集る場になっ ています。クロアチアは今では、夢の休 日を求める著名人たちの歴史に残る逸 話を、再び記録しはじめているのです。 4

[ 1.2.3.ドゥブロヴニク 4.ブリユニ ]

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HRVATSKA TURISTIČKA ZAJEDNICA(クロアチア政府観光局) Iblerov trg 10/IV, p.p. 251 10000 ZAGREB, HRVATSKA Tel: +385 1 46 99 333 Fax: +385 1 45 57 827 E-mail: info@htz.hr www.hrvatska.hr

JAPAN クロアチア政府観光局東京事務所 東京都港区赤坂一丁目14-5 アークヒルズ・エグゼクティヴタワー N613

Tel.: +81 03 6234 0711 Fax: +81 03 6234 0712 E-mail: info@visitcroatia.jp Kroatische Zentrale für Tourismus 1010 Wien, Am Hof 13, ÖSTERREICH Tel.: +43 1 585 38 84 Fax: +43 1 585 38 84 20 E-mail: office@kroatien.at Kroatische Zentrale für Tourismus Hochstraße 43, 60313 Frankfurt/M, DEUTSCHLAND Tel.: +49 69 23 85 350 Fax: +49 69 23 85 35 20 E-mail: info@visitkroatien.de Kroatische Zentrale für Tourismus 80469 München, Rumfordstraße 7, DEUTSCHLAND Tel.: +49 89 22 33 44 Fax: +49 89 22 33 77 E-mail: kroatien-tourismus@t-online.de Ente Nazionale Croato per il Turismo 20122 Milano, Piazzetta Pattari 1/3, ITALIA Tel.: +39 02 86 45 44 97 Fax: +39 02 86 45 45 74 E-mail: info@enteturismocroato.it Ente Nazionale Croato per il Turismo 00186 Roma, Via dell’ Oca 48, ITALIA Tel.: +39 06 32 11 0396 Fax: +39 06 32 11 1462 E-mail: officeroma@enteturismocroato.it

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Chorvatské Turistické Sdružení 110 00 Praha 1, Krakovská 25, ČESKÁ REPUBLIKA Tel.: +420 2 2221 1812 Fax: +420 2 2221 0793 E-mail: infohtz@iol.cz, info@htz.cz

Kroatiska turistbyrån 11135 Stockholm, Kungsgatan 24, SVERIGE Tel.: +46 8 53 482 080 Fax: +46 8 20 24 60 E-mail: croinfo@telia.com

Chorvátske Turistické Združenie 821 09 Bratislava, Trenčianska 5, SLOVENSKÁ REPUBLIKA Tel.: +421 2 55 562 054, +421 2 55 415 415 Fax: +421 2 55 422 619 E-mail: infohtz@chello.sk

Kroatisch Nationaal Bureau Voor Toerisme 1081 GG Amsterdam, Nijenburg 2F, NETHERLANDS Tel.: +31 20 661 64 22 Fax: +31 20 661 64 27 E-mail: kroatie-info@planet.nl

Horvát Idegenforgalmi Közösség 1054 Budapest, Akademia u. 1, MAGYARORSZÁG Tel.: +36 1 267 55 88 Fax: +36 1 267 55 99 E-mail: info@htz.hu Office National Croate de Tourisme 75116 Paris, 48, avenue Victor Hugo, FRANCE Tel.: +33 1 45 00 99 55, +33 1 45 00 99 57 Fax: +33 1 45 00 99 56 E-mail: infos.croatie@wanadoo.fr Croatian National Tourist Office London W6 9ER, 2 Lanchesters, 162-164 Fulham Palace Road, UNITED KINGDOM Tel.: +44 208 563 79 79 Fax: +44 208 563 26 16 E-mail: info@croatia-london.co.uk Croatian National Tourist Office New York 10118, 350 Fifth Avenue, Suite 4003, U.S.A. Tel.: +1 212 279 8672 Fax: +1 212 279 8683 E-mail: cntony@earthlink.net Narodowy Ośrodek Informacji Turystycznej Republiki Chorwacji 00-675 Warszawa, IPC Business Center, ul. Koszykowa 54, POLSKA Tel.: +48 22 828 51 93 Fax: +48 22 828 51 90 E-mail: info@chorwacja.home.pl

Office National Croate du Tourisme 1000 Bruxelles, Vieille Halle aux Blés 38, BELGIQUE Tel.: +32 2 55 018 88 Fax: +32 2 51 381 60 E-mail: info-croatia@scarlet.be Хорватское туристическое сообщество 123610 Moscow, Krasnopresnenskaya nab. 12, office 1502, RUSSIA Tel.: +7 495 258 15 07 Fax: +7 495 258 15 07 E-mail: HTZ@wtt.ru Hrvaška turistična skupnost 1000 Ljubljana, Gosposvetska 2, SLOVENIJA Tel.: +386 1 23 07 400 Fax: +386 1 23 07 404 E-mail: hrinfo@siol.net Kroatische Zentrale für Tourismus 8004 Zürich, Badenerstr. 332, SWITZERLAND Tel.: +41 43 336 2030 Fax: +41 43 336 2039, E-mail: info@kroatien-tourismus.ch Oficina Nacional de Turismo de Croacia 28001 Madrid, Calle Claudio Coello 22, esc.B,1°C, ESPAÑA Tel.: +3491 781 5514 Fax: +3491 431 8443 E-mail: info@visitacroacia.es Kroatiens Turistkontor, Bjørnholms Allé 20; 8260 Viby J; DENMARK Tel.: +45 70 266 860 Fax: +45 70 239 500 E-mail: info@altomkroatien.dk


クロアチア政府観光局の事務所 制作関係者 発行所 : クロアチア政府観光局 発行人 :

Niko Bulić, mr.sc. 編集主幹 :

Slavija Jačan Obratov 編集 :

Katja Knežević 構想とデザイン :

Velimir Miljković Organizacija, Pula テキスト :

Paola Orlić 日本語訳と編集 :

Yasuo Yamamoto (山本寧雄) 写真:

Đani Celija Petar Fabijan Damir Fabijanić Sergio Gobbo Saša Halambek Romeo Ibrišević Jasminka Jug Renco Kosinožić Josip Madračević Velimir Miljković Ivo Pervan Saša Pjanić Zlatko Ramničer Mario Romulić & Dražen Stojčić Goran Šebelić Petar Trinajstić Ante Verzotti Marko Vrdoljak Igor Zirojević Ante Zubović クロアチア政府観光局 イストラ県観光協会

Grand Villa Argentina, Dubrovnik Lovranske vile, Lovran 制作:

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ザグレブ 2010年

この小冊子は、クロアチアを訪れる方々の便宜 のために無償で配布されるものです。 発行人は、正確な内容を心掛けましたが、何ら かの理由による瑕疵があればご容赦ください。 また、事実関係の変更もありえますので、ご留 意ください。


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