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季節の言葉

夏の日


夕立 の 雲も とまらぬ 夏 の日 の かたぶく 山に 日ぐらし の声 式子内親 王 ( しょく しな いしん のう) 夕立を降 らせた雲がとどま る ことなくす っかり晴 れた。 そんな夏 の太陽が傾く 山に、 雨 の間 しば らく鳴 きやん で いた ひぐらし の声がまた聞 こえ てきた ことだ。

夏 の日 の くれゆく時 に 海 原と 空 と の色 は 見飽 かざ りけり 岡麓 ( おかふもと) 夏 の日が傾き暮れ ていく ときに、海 と空 と の色は 美 しく次 々に色を変 え、 見飽き る ことがな い。

夏の日


雲 の峯

いく つ崩れ て 月 の山 松 尾 芭蕉 ( ま つおば しょう)

みね

入道雲

に ゅうどうぐも

炎 天下

えん てんか

夕立

ゆうだち

雲海

うんか い

雲 の峰

くも

昼間 の雲 の峰が いく つか崩れ去 って、 ( やが て夜 になり) 月 の輝く月 山にな った。

雲の峰(みね)


門あ り て 唯夏木 立 あ りにけり 高浜 虚 子 ( たかはまき ょし)

緑陰

り ょく いん

万緑

ば んり ょく

夏木 立

な つこだち

門があ るが、 屋敷 は見えず、 ただ夏 の緑濃 い木 立が あ るだけ であ る。

夏木立


涼風や 青 田の上 の 雲 のかげ 森 川 許六 ( もりかわき ょろく )

晩夏

ば んか

夕なぎ

ゆう

風鈴

ふうりん

涼風

すず かぜ

涼 し い風が青 々とした 田に吹き渡 る ことだよ。空 に浮 かぶ 雲が風にそよぐ青 田の上に影を落 とし ている。 眺め ている と雲 の影も移 ろ っていく。

涼風


雲を見立てて見よう。


いわし雲

うろこ雲

羊雲

さば雲


入道雲


夏の日2