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残像


今夜は濡れきれないような小雨が降り続くといい。 そして明日は寒いけどあったかいような、そんな晴れになればいい。


僕のこととをどうとでも 利用してよ


。わたしのしあわせのかたまり。

最終電車をどうしてか追いたくなってしまう気持ちは寂しさ。

フォルダ名

こんなぼくをひとりぼっちにして、きみは非道い人だ。

さみしくてしぬ病気なのに、しねないから、やっぱりさみしさばかりが心を蝕んでいく。

半分くらいの永遠があることを半分くらい本気で信じていたころにかいた予定のある手帳。

目指す方向に月が出ていて、前もそういうことがあったと思い出しながら暗い道を歩く。もう全部忘れたよ。

018


全部形をなしえないまま消えたら

影を踏んで歩いてくから 陽があたれば歩き方を忘れてしまうね

満月があんまりにもまぶしくて、ぼくはその影だけで歩いていける。

枝だけになってしまったこの木に花が咲かない 前の秋、咲いた花の押し花がひとひら。

しまっておいたからっぽが内側からぼくを引き裂こうとする

うつくしくありたいとねがうのは きっとぼくがうつくしくないからだ


静かに爆発しそうな夜半 に そのぼくを救い出すのはきみであればいいのに。


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過去を愛でる、というところからすれ ば、今は不必要なわけで、しかしその 今の連続で過去がつくられていく。そ んなことも無視して引き出しにいれた 石ころを宝石へと磨き上げていだけの 作業に没頭して、流れていく時間のな か、現在の時間軸にある自分をどこか へとおいてきてしまう。


残像 -zanzou-  

2012.03 zine

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