Page 1

フィッチはPan Asia Banking Corp(PABC)に対する見通しをポジティブへと修正 し、「BBB」をとした 2012年10月22日:フィッチ・レーティングス・ランカ社は、Pan

Asia

Banking

Corporation Plc’s (PABC)の見通しを「安定(Stable)」から「ポジティブ(Positive)」に 修正した。これと同時に、同社はPABCの長期格付けを「BBB」、PABCの劣後社債を「BBB」 とした。 見通しの修正は、2009年以来の構造改善によってPABCの信用指標が高格付けの同業他社に 近いものとなった、というフィッチの見解が反映されたものである。この格付けは、銀行部 門の市場シェア、融資および預金、高格付けの同業他社と比較した不良債権状況、発展をみ せる財務状況などの観点から、小規模ながら拡大をしているPABCのフランチャイズについて も反映されるものである。 高格付けの同業他社と比較しても、財務管理能力を発揮している。例えば、厳しい経済環境 では劣化しがちである信用指標をより良く管理していることがあげられる。こうしたことが 今回の格上げという結果につながった。ただ裏をかえせば、国内の同業他社と比較して資産 や、資本、ファンディング状況における劣化は、見通しを「安定」へと修正する引き金とな るだろう。 今日までの急速な融資の拡大によって資本の減少が続いている。しかしながら、フィッチは PABCが2013年末に40億LKRという法令で定められた最低資本要件を満たすことができ、健 全な収益と融資の緩やかな拡大を背景とする充分な資本の維持が可能であると確信する。経 営陣は内部留保をエクイティの源泉を確保するためであると示している。 フィッチは、成長がオフショア資金によっても賄われている場合、2012年にPABCの貸付が 上限と定められている23%に達すると想定する。そうでなければ、貸付の拡大は18%程度に とどまるだろう。PABCは、2012年上半期に融資が17%増と緩やかな成長を記録し、過去2 年間におけるそれぞれ平均62%、85%の急成長とは対照的となった。融資は同行が伝統的に 注力している中小企業や個人を中心に行われている。 PABCの総不良債権(2012年上半期時点では融資全体の3.3%)は、高格付けの同業他社と同 等のレベルにまで改善された。これはクレジット・コントロールの実行、より望ましい信用 環境、歴史的に焦げ付きが少ない金を後ろだてとする多額の融資からくる収益(2011年末時 点で20%)などが反映された結果である。しかしながら、エクイティに対する不良債権の割 合は2012年上半期末時点で26.4%と高止まりしている。資産の質への圧力が、景気循環に 敏感になる傾向がある中小企業や個人から生じる可能性がある。 PABCの預金の22%を占める普通・定期預金(CASA)は、中規模商業銀行のそれに近くなっ た。預金はファンディングの主たる源泉となっており、2012年上半期末時点で、預金に対す る融資の割合は97.5%と高いが、支店の拡大を通した預金拡大から、この数値は低下する可 能性がある。


問合せ先 プライマリー・アナリスト Rukshana Thalgodapitiya バイスプレジデント Tel: +94 112541900 Fitch Ratings Lanka Limited Level15-04, East Tower, World Trade Center Colombo 01, Sri Lanka セカンダリー・アナリスト Prasanka Rajapaksha アシスタント・バイスプレジデント Tel: +94 112541900 コミッティー・チェア Jonathan Lee シニアディレクター Tel: +886 2 8175 7600 メディア広報 Bindu Menon, Mumbai Tel: +91 22 4000 1727 Email: bindu.menon@fitchratings.com

Pabc rac 22 oct 2012 jp 2  

PABC

Read more
Read more
Similar to
Popular now
Just for you