Kanji Kuwahara Portfolio (JP) Aug.2021

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Kanji Kuwahara

Portfolio 2021.08


index

CV statement work

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drawing

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music projects

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contact

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CV

桒原幹治 Kanji Kuwahara 1998

宮崎県出身

2017-2021

東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科

2018-

日本リズム学会 学生会員

2021-

同大大学院映像研究科修士課程メディア映像専攻

1998 年生まれ。アーティスト/打楽器奏者。 幼少より打楽器を学び、18 歳まで宮崎にてクラシックを中心とした演奏活動を行う。大学への入学と ともに視覚芸術に興味を持ち、演奏活動と並行して作品制作を始める。現在は横浜を拠点とし、個展や 国内外のカンファレンスで作品を発表している。

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個展 2021

「リズムのための試論」/ Room_412、東京

グループ展・カンファレンス 2021

「NIME2021」/上海ニューヨーク大学 「Sound(Interaction)2021」/ gallary 工房親、東京

2020

「寝床 a.k.a. 混淆する幻想半径」/ shibuya-san、東京 「バトルフィールド 2」/ Room_412

2019

「ICSAF2019」/尚美学園大学、埼玉 「Marginal」/東京藝術大学上野キャンパス 「バトルフィールド」/ Room_412

2018

「あの子のこと」/ KISYURYURI THEATER、東京 「電幾飛行点」/藝心寮アトリエ、東京

学内展 2021

「OPEN STUDIO 2021」/東京藝術大学元町中華街キャンパス 「音楽環境創造科卒業研究発表会 2021」/東京藝術大学千住キャンパス

2019

「千住 Art Path 2019」/東京藝術大学千住キャンパス 「取手 Art Path 2019」/東京藝術大学取手キャンパス

2018

「千住 Art Path 2018」/東京藝術大学千住キャンパス 「取手 Art Path 2018」/東京藝術大学取手キャンパス

受賞・助成 2021

三菱商事アート・ゲート・プログラム スカラシップ 東京藝術大学 同声会賞

2020

東京藝術大学 安宅賞 武藤舞音楽環境創造教育研究助成金

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statement 芸術形式を問わず感じることのできる「リズム」を、質的なかたちを為す運動現象として概念的に捉え 直すことを試みる。演奏者としての経験やリズム論の研究をもとに制作を行う。 ── 自身の目の前で起こった現象を蓄積されたエネルギーの湧出として捉え、そのエネルギーがどこから 来てどこへ向かうのかという流れを想像し、その流れを一人称的な視点で体験し直す──このような 経験の仕方こそが「リズムを感じる」ことの仔細な内容だと私は考える。 ── リズムという語で表される感覚や概念は(主に音楽用語として用いられているにもかかわらず) 、詩や ダンス、映像、絵画、建築、読書、コミュニケーション、生命活動、天体、労働における身体、果ては 社会の経済的・文化的な流れなどの、ありとあらゆる事象に存在している。このことは例に挙げたそれ ぞれが特別に音楽的なものである、というわけではなくむしろ、リズムの語が指す先の意味領域が広大 であるということを示唆しているのではないだろうか。 言語学者のアンリ・メショニックは「ただ一つの定義をリズムに当てはめることはできない」と語った。 しかし逆に、 「リズム」と口にするたびにその語が全く違った意味の仮面をかぶっているとも思えない。 何かしら通底するものがあるからこそ同じリズムという語を選んで使っているのであり、また、その ときに感じているものが「反復」や「ノリ」 「 、テンポ」などのある程度近しい語彙ともどこか違うと思っ ているからこそ、その選択をするのだろう。 そうした広大な意味領域を取りながらもなぜか捉えることのできてしまう「リズム」に対して、どの ようにその キワ を見ることができるか。この疑問・テーマは私にとってのアンカーポイントであり、 このアンカーから都度違う距離を取りながら思索や制作を行う。

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work 01. 現前するリズム 《Rhythm space》シリーズ 《Rhythm space #1》 《Rhythm space #2》 《Rhythm space #3》 《Rhythm space #4》 《まったく純真な小魚であったとしても、なお (Rhythm space #6)》 《Rhythm space #8》 《Rhythm space #9》 《Rhythm space #11》 《Rhythm space #12》 《Rhythm space #13》 《Rhythm space #14》

02.リズムを生むプロセス 《線》シリーズ 《線──重力と時間》 《線──鯨にはなれない》 《線──中景、渋谷》 《線》

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03. 身体 《実像の洞窟》 《Drip》 《Tempo giusto ma non troppo》 《Dance - a, b, c》 《交信論》 《自分なりの愛と誤配、その身体》 《being》 《見えない》

04. 演奏 《プライベートなセッション》 《本だとしても》 《Audio/Vis/Visual》

05. リズムの対置としての停止 《恐らくあなたはこの余動を既に経験している》 《生死》 《知らない猫の墓》 《生(ひいては死)》

06. 汎リズム論 《リズムのための試論》

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01. 現前するリズム

Rhythm space サウンドインスタレーション/シリーズ/ 2018-

空間内に配置されたオブジェクトにソレノイドと LED が一体となったユニット が取り付けられる。二者を流れる電流により、LED は発光し、同時にソレノイド は物理的にオブジェクトを打突=発音する。こうして生じる認識上の「点」が一つ の形を為す「線」を描くようにして移動することで、鑑賞者に対してイマジナリー な運動体を想起させる。本作は「リズム」の概念を、音楽の枠組みから一歩離れ、 運動の概念として捉え直そうとする実践である。

2018 《Rhythm space #1》 2019 《Rhythm space #2》 《Rhythm space #3》 《Rhythm space #4》 《まったく純真な小魚であったとしても、なお (Rhythm space #6)》 《Rhythm space #8》 2020 《Rhythm space #9》 《Rhythm space #11》 《Rhythm space #12》 2021 《Rhythm space #13》 《Rhythm space #14》

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《Rhythm space #1》 サウンドインスタレーション/ 2018 16 個のソレノイドユニット、鉄パイプ、Arduino、Max など 半円形に配置 11


《Rhythm space #2》 サウンドインスタレーション/ 2019 8 個のソレノイドユニット、階段装飾の材木、Arduino、Max など 垂直に配置

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《Rhythm space #3》 サウンドインスタレーション/ 2019 6 個のソレノイドユニット、パネル、Arduino、Max など 垂直に配置

《Rhythm space #4》 サウンドインスタレーション/ 2019 2 個のソレノイドユニット、展示会場の壁、Arduino など ランダムに配置

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《まったく純真な小魚であったとしても、なお (Rhythm space #6)》 サウンドインスタレーション/ 2019 3 個のソレノイドユニット、ブルーシート、アクリル板、作業台、Arduino など

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《Rhythm space #8》 サウンドインスタレーション/ 2019 ミクストメディア 歪めた円形に配置

《Rhythm space #9》 サウンドインスタレーション/ 2020 18 個のソレノイドユニット、アルミ製の筒、木材、Arduino、Max など 円形に配置 17


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《Rhythm space #11》 サウンドインスタレーション/ 2020 12 個のソレノイドユニット、木片、Arduino、Max など 円形に配置 19


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《Rhythm space #12》 サウンドインスタレーション/ 2020 39 個のソレノイドユニット、材木、Arduino、Max など 歪めた円形に配置 21


《Rhythm space #13》 サウンドインスタレーション/ 2021 25 個のソレノイドユニット、軽鉄、既存の柱、床、Arduino、Max など 垂直な三角形に配置

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《Rhythm space #14》 サウンドインスタレーション/ 2021 36 個のソレノイドユニット、材木、アルミパイプ、Arduino、Max など 歪めた円形に配置

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02. リズムを生むプロセス

線 絵画/シリーズ/ 2018-

方眼紙のグリッドを上から下へと、 左から順になぞっていくことで制作される。 フリー ハンドでの描線は正確なグリッドからしばしばズレる。そして次の線は一つ前の描 線のズレを時に強調し、時に無視しながら描かれる。この繰り返しによって画面内 に疎密の波が生じ、三次元的な奥行きを提示する。オプアートやオートポイエーシ ス理論を参照し、 リズム論の重要なテーマである「拍子とリズムの関係」を描き出す。

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2018 《線──重力と時間》 《線──鯨にはなれない》 2020 《線──中景、渋谷》 2021 《線》

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上:作品全体 下:部分

《線──重力と時間》 絵画/ 2018 方眼紙、パネル、ジェッソ、鉛筆 1,167 × 727 mm

26 山路を登りながら


上:展示風景 下:部分

《線──鯨にはなれない》 インスタレーション/ 2018 方眼紙、段ボール、面相筆、墨、ペン サイズ可変 27


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《線──中景、渋谷》 絵画/ 4 枚組/ 2020 インクジェットプリント、ペン、発泡パネル 594 × 420 mm

上:展示風景 左:作品接写

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《線》 絵画/ 2021 インクジェットプリント、ペン 2,000 × 1,000 mm

上:展示風景 下:部分

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03. 身体 リズムを感受する特定の感覚器官はどこにも存在しない。あるとすれば、それは 身体の全体だとしか言えないだろう。あるリズムを受け取るためには、知識や過 去の経験を統合するこの身体というメディアが要請される。目の前の現象を経験 し直すようにして、自分の身体を動かす──あるいは、独りでに動き出す。誰か に教わらずとも、私たちはこの感受の仕方を既に経験している。

《実像の洞窟》 《Drip》 《Tempo giusto ma non troppo》 《Dance - a, b, c》 《交信論》 《being》 《見えない》 《自分なりの愛と誤配、その身体》

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上:展示風景 下:ネガの印画紙とホルダー

《実像の洞窟》 写真/ 2021

カメラオブスクラの原理を利用し、唇でピンホールを作り口腔内の印画紙を感光させて制作した写真 作品。像という現象がもつ普遍性を提示する。現代で多くの人々が所有しているカメラをモチーフとし、 そのカメラを自分の身体を以て経験しようとする実践。

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#1 model

#2 mirror (self portrait)

山路を登りながら

#3 generator

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《Drip》 パフォーマンス/インスタレーション/ 2020 酸素マスク、コーヒードリッパー、コーヒーの粉、映像

呼気に含まれる水蒸気を凝集した水でコーヒーを抽出するパフォーマンス。 10 時間ほどの呼吸から得られたコーヒーは染みとなって、壁に一筋の線を 描く。鑑賞者に対し、目の前の事物がどのような経緯を ってそこに至った のか、というエネルギーの流れを想像させる。

左:展示風景 下左、下右:映像のスクリーンショット 37


《Tempo giusto ma non troppo》 映像(4分 43 秒)/ 2 チャンネル/ 2021

正確なテンポを鳴らすメトロノームとは対照的に、それをまねる軽鉄の動きは身体の疲労に よってたびたびずれる。拍子とリズムの対立というリズム論の大きなテーマにおいてG.ブルレ が主張した「拍子もリズムの一種である」という考えを踏まえ、制作された。タイトルの 「Tempo giusto ma non troppo」は西洋音楽で用いられる速度標語であり、 「正確なテンポで、 しかし甚だしくなく」という意味をもつ。

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上:映像のスクリーンショット 下:展示風景

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《Dance - a, b, c》 映像(21 分 13 秒)/ 2021

西洋音楽における指揮を一つのダンス形式として捉える試み。楽曲を聴きながら指揮のような動きを する行為は、音楽を先導するという指揮が本来持つ機能を欠落させている。無音の中ただ彷徨うよう に音楽を追従する手は、その加減速と変曲点におけるテンションの変化を強調する。

左:Dance - a, Charles Camille Saint-Saëns, Symphonie n°3 ut mineur op.78, avec orgue IIb.   Maestoso - Più allegro - Molto allegro 上:展示風景 下左:Dance - b, Lachhu Maharaj, Improvisation on tablas 下右:Dance - c, Merzbow, Woodpecker No.1 41


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上:映像のスクリーンショット 下:映像のスクリーンショット

《交信論》 映像(2分 59 秒)/ 2021

草野心平『おれも眠ろう』から着想を得て制作された映像作品。詩の本文が一文字ずつ消えながら、その 背後ではラジオ風の音声が非 - 人間中心的なコミュニケーションのあり方について話している。言語を 用いないコミュニケーションとして、一つのリズムによる徒労な運動のバリエーションを展開する。

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《自分なりの愛と誤配、その失敗》 パフォーマンス/ 2018 スネアドラム、Periscope での配信

20 歳の誕生日に東京藝術大学上野キャンパスにて行ったパフォーマンス。 出日時である 8 月 5 日午後 3 時 20 分を終了時刻とし、分 所要時間で の倍である 8 時間 44 分の間、スネアドラムを叩き続ける。脱水症状で倒 れこみ演奏不能になる状態も含め、配信を行った。

映像のスクリーンショット

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《being》 写真/ 9 枚組/ 2019

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上、下左:展示風景 下右:作品画像


《見えない》 写真/ 2019 上:展示風景 下:作品画像

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04. 演奏 演奏行為にともなう高揚感や冷静さには、明らかに日常では経験し得ない感覚が 含まれている。まるで隠れた回路が開かれたような、なにか秘密のチャンネルに 接続されたような演奏の感覚は、自他の境界すら曖昧にしてこの身体をあらゆる ものと地続きにさせる。自身が世界に対し起こした行為が音として、振動として、 力としてフィードバックしてくる中で絶えず反応してゆく。ましてそれが集団での 演奏ともなれば、集合意識めいたものを引き起こし全く独自のコミュニケーション 形態が発生することさえある。こうした特殊な状況には、自分たちのコントロール 下には収まらない、ある種の大きな力動性が働いているように感じる。

《プライベートなセッション》 《本だとしても》 《Audio/Vis/Visual》

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《プライベートなセッション》 映像(8分)/ 2021

4人の演奏者による即興のジャムセッションを収録した映像。キーボード、電子ドラム、ベース、ギターな ど使用されている楽器はすべて電子楽器である。各演奏者はお互いにモニターヘッドフォンを通じて自分を 含む全員の演奏音を共有しており、セッションは成立している。しかしその演奏音は収録用のマイクにほと んど入っておらず、流れる音は打

音や声、衣擦れ、足音、椅子の軋む音などのノイズである。そのため、

鑑賞者は映像から演奏者どうしのコミュニケーションを読み取ることができず、セッションから疎外される。 メロディもハーモニーも聞こえない演奏からは、ただリズムとテンションだけが微かに感じられる。グレン・ グールドやキース・ジャレットが演奏中にあげる唸り声を収録音源に含めるか否か、といった録音における 問題意識から着想を得て制作された。

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《本だとしても》 パフォーマンス/ 2021 本、机、椅子、吸音パッド、スティック

2人の打楽器奏者が本を手にし、どのような音が出るかを様々な方法で実験するパフォーマンス作品。 手遊びのように始まり、次第とリズムカルに高揚してゆく中で、本は知の権威としての特別な存在で はなくなりただオブジェとして、あるいは楽器のようにして扱われる。

下:パフォーマンス前の様子 右上、右下:パフォーマンス中の様子(共演者:山崎 大輝)

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《Audio/Vis/Visual》 映像(2 分 6 秒)/ 2019 家庭用テレビ、ディスプレイ

家庭用テレビを演奏して破壊する様子の映像が、実際に破壊されたそのテレビともう一 つのディスプレイから同時に出力される。演奏によってテレビが持つ AV 機器としての 機能は脱臼されており、スピーカーは正常に演奏している様子の音を流すが、画面は元 の映像が全くわからないまでにグリッチしている。対照的にディスプレイは無音で元の 映像を流す。

上:映像のスクリーンショット 下:展示風景

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05. リズムの対置としての停止 長らくリズムの対概念は拍子だとされてきたが、リズムを運動の概念として捉え るならば、停止が対概念となるだろう。それも、音符に対する休符のような生き られた空白でもなく、コメディアンが期待を膨らませるような巧妙な間でもない、 ゲネラルパウゼのような完全なる停止だ。

《恐らくあなたはこの余動を既に経験している》 《生死》 《知らない猫の墓》 《生(ひいては死)》

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《恐らくあなたはこの余動を既に経験している》 イベント/インスタレーション/ 2021

個展「リズムのための試論」にて実施したイベント。30 分ごとに 2 分間、展示されている作品全てが その挙動を止める。映像作品は黒みになり、平面作品の照明は消え、サウンドインスタレーションは 停止する。しかしその裏で映像ファイルは再生され続けていたり、照明を止めるために Arduino が電 流を送り続けていたりと、それぞれのシステムは絶えず駆動している。時変性を伴う展示はそれ自体 が一つの運動体をなしている事実から、その停止によってコロナ禍におけるロックダウンを隠喩する。

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左上:《Dance - a, b, c》が停止する様子。 右上:《プライベートなセッション》が停止する様子。 右中:《Tempo giusto ma non troppo》が停止する様子。 右下:《Rhythm space #14》を制御する PC。

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《生死》 映像(6 分 45 秒)/ 2019

Chris Marker《La Jetée》(1962) からの着想 をもとに制作された、静止画のモンタージュに よる映像作品。目の前で轢死した野良猫につい てのテキストと、デュシャンの墓碑に刻まれた 「死ぬのはいつも他人」を模した文言から始まり、 その後桒原の死生観がモノローグ的に語られて ゆく。作品内における時間軸は、写真を撮影す る(流れる現実の時間を静止させる)行為に基 づいて度々立ち戻り、「ありえたかもしれない」 別の分岐へと進行し直す。

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上:映像のスクリーンショット 下:展示風景

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《知らない猫の墓》 コンポジション/ 2018 密閉したガラス瓶、インクジェットプリント、エタノール、映像

2018 年春に宮崎の路上にて轢死した野良猫のための墓標。自身で彼/彼女 を弔った際の記録映像の上に、死の象徴としてのコンポジションを配置した。 「だから私達は 、月に反射した、一度死んだ光を体中に浴びて、少しだけ生き るのを止めるのさ。 」という京極夏彦『魍魎の匣』からの一節をもとに、コン ポジションは月の写真をエタノール液侵標本にしたものであり、全体と要素 のそれぞれが死を暗示する。

《生(ひいては死) 》 コンポジション/ 2018 暗室、白熱電球、有精卵

生のモチーフによるコンポジション。冷蔵されていた有精卵の表面温度は白 熱電球の熱によりやがて 40 度以上となり、胚は徐々に成長不可能となる。

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06. 汎リズム論 「人間にとって、リズムというものほど広く感じとられる現象は少ないの ではないだろうか。」山崎正和の『リズムの哲学ノート』はこのような書 き出しから始まる。リズムはありとあらゆる現象のうちに偏在しており、 それゆえその全体像を語ることは非常に難しい。しかし、そのリズムの 根源を象徴するような定義/概念/モデルを掴むことができれば、枝葉 に咲く多様なリズムを語る糸口になるのではないか。音楽、詩、ダンス、 映像、絵画、建築、読書…それぞれの場所でそれぞれの仕方によって語ら れる「リズム」を、 包括的に語ることのできる枠組みを作ろうとする実践を、 「汎リズム論 Pan-Rhythm Theory」と呼ぶことにした。

『リズムのための試論』 2021 / 12 ページ ブックデザイン : 八木 幣二郎

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カブトムシ フィクション音楽制作チーム

藤井登生、堀聖史、桒原幹治、大野志門ら 4 名を中心に、2018 年から現在まで活動中。 ライブ出演や楽曲提供のほか、約1年にわたりフィクションラジオ「忘れないで未知子」 全 24 回を放送するなど、独自のプロジェクトを手掛ける。

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LA SEÑAS-COLECTIVO 即興演奏集団/主宰:佐野幹仁

アルゼンチンの Santiago Vazquez が発案したハンドサインを用いて即興演奏を行う プロジェクト。メンバーは最大で30人を超え、ギター、ベース、キーボード、ドラム、 サックス、エアロフォン、フルート、ヴァイオリン、チェロ、チューバ、ジャンベ、和太鼓 など楽器は多岐にわたる。ジャンルレスなポップミュージックを得意とする。

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かさねぎリストバンド 合奏集団/主宰:増田義基/ 2019 年より参加

様々な領域の表現者を集め、多層的な視点で合奏について考える枠組み。ライブ出演や アルバム制作を行う傍ら、2019 年夏にコンクリートダムの内部で楽曲録音を行うなど、 実験的な試みにも取り組んでいる。

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過去の主な参加公演/楽曲

2021

【かさねぎリストバンド】水属性 @東京芸術劇場 【かさねぎリストバンド】Parabolic Flight 【かさねぎリストバンド】「踊れる」

2020

【カブトムシ】DE-CHOPIN-NIZE 別れない  @shibuya-san 【カブトムシ】宝船 CROSS 2 @ホオキパスクエア 【かさねぎリストバンド】「通り過ぎて全部」 柴垣竜平《スタジオ エッフェル塔ニューヨーク》 【LA SEÑAS-COLECTIVO】solo Live @WALL&WALL

2019

【カブトムシ】Computer Music Party @落合 soup 【かさねぎリストバンド】プライベートビーチ @屋上 【かさねぎリストバンド】「絶滅種の側から」 【カブトムシ】プロテクトユアスマイル @総合工房棟前野外ステージ 柴田啓介監督映画「あいが、そいで、こい」劇中音楽 JUNGLESPOT 【solo】SLEEP 1

@神楽音 @落合 soup

LA SEÑAS Winter Party

@WALL&WALL

Mia REGINA ファンミーティング 2018

Ensemble Grazioso 第 2 回演奏会 芸術鑑賞教室コンサート

@GRAPES KITASANDO @杉並公会堂大ホール

@三沢市立各小学校

【LA SEÑAS-COLECTIVO】MUSICSHARE

@Red Bull Music Studio

【LA SEÑAS-COLECTIVO】東京神楽∼第 2 幕∼ @神楽音 日本青少年交響楽団 特別演奏会 2017

@長良川国際会議場

【solo】Toride Cycle Art Festival 横浜音芝居

@取手競輪場

@Archship Library & Cafe

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contact

mail kanjikuwahara@acpmk.net

web www.acpmk.net

twitter @acpmk

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©kanji kuwahara 2021

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